利益成長【青天井】銘柄リスト〔第2弾〕 10社選出 <成長株特集>
本特集では、2日に配信した「利益成長【青天井】銘柄リスト〔第1弾〕16社選出」に続き、“青天井”銘柄リストの第2弾をお届けします。今回は「第1弾」配信後の8月3日から7日の期間に発表された決算の中から、4-6月期に過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益が“青天井”状況になっている銘柄にスポットライトを当てた。
下表では、時価総額100億円以上の銘柄を対象に、本決算月にかかわらず、20年4-6月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している10社を選び出し、4-6月期の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。
上振れ率トップとなったのは、ロードスターキャピタル <3482> [東証M]。20年4-6月期(第2四半期)は不動産投資事業で利益率の高い大型物件を売却し、経常利益は過去最高益を97.0%上回る21億円に拡大して着地。上期(1-6月)経常利益(27.9億円)の通期計画37.4億円に対する進捗率は74.6%に達しており、業績上振れが期待される。
2位に入ったビジネスエンジニアリング <4828> は企業の旺盛なIT投資ニーズを背景に、他社開発ERPパッケージをベースとしたシステム構築や自社開発ERPパッケージ「mcframe」のライセンス販売が好調だった。4-6月期(第1四半期)の経常利益は前年同期比65.1%増の7.8億円に膨らみ、実に65四半期ぶりとなる最高益更新を果たした。
続く3位にリストアップされた日用品卸大手のあらた <2733> は新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、マスクや除菌剤といった感染予防商材が大きく伸びたほか、調理関連商材や洗剤などの巣ごもり消費関連商材が増勢だった。また、出張費・交際費の削減や生産性の向上も寄与し、4-6月期(第1四半期)経常利益は前年同期比36.2%増の36.6億円に伸びた。
※決算発表の集中期間(8月14日まで)は、その日に発表された決算で4-6月期に増収増益を達成した銘柄を速報ベースで毎日19時ごろ配信しています。こちらも併せてご覧いただき、銘柄選びにご活用ください。
●「コロナ直撃の4-6月期に【増収増益】達成リスト」配信一覧────
「7月28日版 7社選出」「7月29日版 19社選出」「7月30日版 30社選出」
「7月31日版 45社選出」「8月3日版 15社選出」「8月4日版 15社選出」
「8月5日版 23社選出」「8月6日版 39社選出」「8月7日版 48社選出」
┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名 上振れ率 4-6月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高 PER
<3482> ロードスター 97.0 2106 1069 14.3 3741 3272 4.8
<4828> ビーエンジ 43.6 781 544 1.5 1600 1577 17.0
<2733> あらた 35.4 3669 2710 6.2 10750 10124 11.4
<6564> ミダック 16.9 520 445 5.6 1527 1446 26.3
<6544> Jエレベータ 12.9 849 752 14.7 3100 2703 83.3
<6062> チャームケア 8.1 522 483 22.6 2250 1835 17.2
<3837> アドソル日進 5.3 357 339 0.6 1244 1236 28.9
<2374> セントケア 2.8 594 578 7.3 1925 1794 8.8
<9057> 遠州トラック 2.5 705 688 4.9 2450 2335 14.4
<6750> エレコム 1.6 3781 3721 4.4 14200 13598 23.5
※ 2019年4月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した03年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
株探ニュース