株価指数先物【昼のコメント】NT倍率は先物中心限月で14.34まで低下

市況
2020年8月11日 12時18分

日経225先物は11時30分時点、前日比370円高の2万2710円(+1.65%)前後で推移している。週末の米雇用統計が市場コンセンサスを上回り無事に通過したことや米雇用関連指数の改善などが材料視される中、寄り付きは2万2490円とシカゴ先物清算値(2万2495円)にサヤ寄せする形でギャップスタートとなった。寄り付きを安値にその後も上昇を続けており、ハンセン指数が2%を超える上昇となるなど、アジア市場の強い値動きも支援材料に2万2700円を回復してきている。

日経225先物はこれといった調整もなく、前引けにかけて2万2700円を回復し、一時2万2720円まで上げ幅を広げた。これにより上値抵抗として意識されている25日移動平均線を突破しており、短期筋のショートカバーを交えた上昇となっている。一方で、TOPIX先物も強い動きをみせており、1580.0ポイント(+1.90%)程度で推移。

これにより、NT倍率は先物中心限月で14.34まで低下してきており、7月27日に付けた直近安値の14.35を下回ってきている。いったんは目先底も意識されやすいところだが、引き続きNTショートのポジションを意識しておきたい。日経平均株価をけん引しているエーザイ <4523> が寄り付き後も上げ幅を広げており、同社株の値動きを睨みながらの展開。

前引けのTOPIXは2.13%の上昇となり、日銀のETF買い入れはないだろう。前場の段階でショートカバーが一巡しているようだと、次第にこう着感が強まりやすい。また、決算を控えているソフトバンクグループ <9984> が弱い動きをみせており、日経平均の上値の重荷となりそうである。引けにかけてのソフトバンクグループの動向にも注視する必要がありそうだ。

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