「CMOSセンサー」が14位、スマホカメラ複眼化で追い風強力<注目テーマ>

特集
2020年8月11日 12時20分

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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「CMOSセンサー」が14位となっている。

CMOSセンサーとはCMOS(相補性金属酸化膜半導体)を活用して光を電気信号に変換する装置で、CMOSイメージセンサーあるいは単に画像センサーとも呼ばれている。CCD(電荷結合素子)と比べ消費電力が少なく生産コストも安い点がポイント。また元来、CCDの方がCMOSより画質が鮮明という特長があったものの、最近はその差が逆転している。読み出し自体のスピードもCCDよりCMOSのほうが速く動画撮影や連写でも強みを持っており、近年は市場が急拡大傾向をたどっている。

CMOSセンサーの需要先としては主にスマートフォン向けカメラがあるが、ここスマホカメラの複眼化が進むなか、需要に供給が追いつかないほど構造的な活況局面にある。日本での代表的な関連企業としては同分野で抜群のシェアを誇るソニー<6758>が挙げられる。新型コロナウイルス感染拡大の影響でスマホの出荷台数が伸び悩み、足もとこそ逆風が吹いているものの、次世代通信規格「5G」対応スマホなどの普及が今後見込まれることもあって中期的な成長期待に変化はない。株価もそれを織り込みつつ8500円台近辺で売り物を吸収し再騰のタイミングをうかがっている。

ここ半導体関連株は日米ともに総じて上昇一服感があるが、秋口には米アップルの新機種発売に向けた期待も背景に、CMOSセンサーに関連する企業は半導体関連のなかでも投資対象として優位性がある。関連銘柄はソニーを筆頭に、パナソニック<6752>、シャープ<6753>、キヤノン<7751>など。更に、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>などの半導体製造装置関連株なども要注目となる。

出所:MINKABU PRESS

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