話題株ピックアップ【昼刊】:チェンジ、パンパシHD、ソフトバンクG
■大幸薬品 <4574> 2,788円 +429 円 (+18.2%) 11:30現在 東証1部 上昇率2位
12日に決算を発表。「今期経常を51%上方修正」が好感された。
大幸薬品 <4574> が8月12日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比21倍の27億円に急拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の35億円→53億円に51.4%上方修正した。
■チェンジ <3962> 10,400円 +1,500 円 (+16.9%) ストップ高 11:30現在 東証1部 上昇率4位
チェンジ<3962>は急反騰して1万円の大台に乗せ、実質上場来高値を更新している。12日の取引終了後、20年9月期の連結業績予想について、売上高を105億円から110億円(前期比55.9%増)へ、営業利益を26億1900万円から34億円(同3.1倍)へ、純利益を10億2200万円から14億2100万円(同3.8倍)へ上方修正したことが好感されている。ふるさと納税プラットフォーム「ふるさとチョイス」を運営する子会社トラストバンクで、新型コロナウイルス対策のプロジェクトを多数企画・実行した結果、取り扱い寄付額が想定額を上回ったことが寄与。また、NEW-ITトランスフォーメーション事業で、商材を“With コロナ”時代に最適化したものに変え、投資余力のある法人企業や官公庁をターゲットにしたビジネス展開への転換がスピーディーに進んだことも貢献する見通しだ。なお、同時に発表した第3四半期累計(19年10月~20年6月)決算は、売上高87億6200万円(前年同期比64.4%増)、営業利益32億8600万円(同4.1倍)、純利益14億1200万円(同5.2倍)だった。
■AI inside <4488> 34,950円 +5,000 円 (+16.7%) ストップ高買い気配 11:30現在
AI inside<4488>がストップ高カイ気配となっている。12日の取引終了後、21年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の5億7200万円(前期比39.9%増)から10億3200万円(同2.5倍)へ大幅上方修正し、従来の2期連続での過去最高益予想を更に上乗せしたことが好材料視されている。売上高は35億7700万円(従来計画比35.9%増)を見込む。主力とするOCR(光学式文字読み取り)サービス「DX Suite」の低価格プラン「DX Suite Lite」の代理店によるOEM製品の新規開拓が想定を上回るスピードで推移していることが上振れの要因となる。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)の業績は売上高6億7700万円、経常利益2億4700万円だった。
■住友林業 <1911> 1,580円 +216 円 (+15.8%) 11:30現在 東証1部 上昇率6位
住友林業<1911>が急伸。12日の取引終了後、20年12月期(4~12月)連結業績予想について、売上高を7440億円から7770億円(前年同期比3.2%減)へ、営業利益を130億円から225億円(同41.2%減)へ、純利益を35億円から110億円(同51.4%減)へ上方修正したことが好感されている。海外住宅・不動産事業で、米国の住宅市況が堅調に推移していることを背景に販売棟数が伸びていることに加えて、住宅・建築事業で想定よりも受注状況と工事の進捗が改善していることなどが要因としている。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高2455億8300万円(前年同期比4.5%増)、営業利益92億7500万円(同2.1倍)、純利益57億2500万円(同10.1倍)だった。
■IBJ <6071> 768円 +100 円 (+15.0%) ストップ高 11:30現在 東証1部 上昇率8位
IBJ<6071>が大幅高となっている。同社は12日取引終了後に、20年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比29.4%減の7億6400万円(従来予想は1億2100万円)と上振れ着地した。売上高は同17.9%減の61億3200万円(従来予想は58億8700万円)となった。結婚相談所ビジネスへのニーズが高まったほか、緊急事態宣言解除後のパーティー参加者数が想定以上に回復していることが業績を押し上げた。なお、これまで未定としていた通期業績予想は、売上高が前期比14.2%減の131億1700万円、営業利益が同37.9%減の14億5200万円になる見通しだとしている。
■カルタHD <3688> 1,299円 +153 円 (+13.4%) 11:30現在 東証1部 上昇率9位
12日に決算を発表。「4-6月期(2Q)経常は2.2倍増益」が好感された。
CARTA HOLDINGS <3688> が8月12日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は18.7億円となり、通期計画の25億円に対する進捗率は75.0%となった。
■LIFULL <2120> 517円 +60 円 (+13.1%) 11:30現在 東証1部 上昇率10位
LIFULL<2120>は急騰。12日の取引終了後、20年9月期第3四半期累計(19年10月~20年6月)の連結営業利益について36億8600万円(前年同期比9.0%増)と発表しており、通期計画の9億7700万円を大幅に超過していることから、これを好感した買いが入っている。新型コロナウイルス感染症の影響などにより売上高は268億9200万円(同8.4%減)と減収となったが、不動産サイト「ライフルホームズ」の運営などを行うHOME’S関連事業の増益が全体業績を牽引した。なお会社側では、通期の業績予想は現時点では据え置くが、8月の実績及び事業環境を元に精査する予定としている。
■やまびこ <6250> 1,088円 +116 円 (+11.9%) 11:30現在
12日に決算を発表。「非開示だった今期経常は3%増益、未定だった配当は35円実施」が好感された。
やまびこ <6250> が8月12日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比23.5%増の59.9億円に伸びた。業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は35円(前期は35円)実施する方針とした。
■パーソルHD <2181> 1,811円 +177 円 (+10.8%) 11:30現在
パーソルホールディングス<2181>は大幅続伸。12日の取引終了後、第1四半期連結決算を発表しており、売上高2382億2200万円(前年同期比1.3%増)、営業利益91億1500万円(同9.4%減)、純利益46億7000万円(同14.6%減)と増収減益となったが、従来予想の営業利益15億~30億円に対しては大幅に上振れて着地したことが好感されている。人材派遣事業で、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による休業対象者が想定より大幅に減少したことや、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)領域における受託案件が増加したことが寄与した。なお、従来未定としていた21年3月期通期業績予想は、売上高9134億~9458億円(前期比5.9%~2.6%減)、営業利益180億~220億円(同53.9%~43.7%減)、純利益83億~111億円(同9.0%~45.8%増)の見通しを示した。
■シノケングループ <8909> 970円 +84 円 (+9.5%) 11:30現在
シノケングループ<8909>が大幅高で3日続伸している。12日の取引終了後、発行済み株式数(自社株を除く)の1.1%にあたる37万5000株または3億円を上限に自社株買いを実施すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いが入っているようだ。同時に20年12月期上期(1~6月)の連結業績を発表。売上高461億5100万円(前年同期比9.1%減)、経常利益39億1100万円(同29.7%減)となり、7月31日に業績修正した数値とほぼ同じ内容で着地した。下期は上期に予定していた私募REIT組成に伴う組み入れ物件を売却する計画としており、通期業績予想は据え置いている。
■パンパシHD <7532> 2,515円 +193 円 (+8.3%) 11:30現在
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>が前日比11.7%高の2594円まで上値を伸ばし、上場来高値を更新している。12日の取引終了後、21年6月期の連結経常利益は前期比1.1%増の760億円と12期連続で過去最高益を更新する見通しだと発表しており、これを好感する買いが入っている。今期は国内でファミリー向け総合ディスカウントストアを主軸に店舗開発するとともに、ドン・キホーテとユニーのダブルネーム業態転換を進める。また、海外では米国と東南アジアを中心に積極出店する計画で、訪日外国人客の減少による免税売上高の急減を補う。業績好調を踏まえ、今期の年間配当は前期比1円増の16円と17期連続の増配を見込む。なお、同時に発表した20年6月期の経常利益は前の期比10.2%増の751億7300万円だった。
■ヘリオス <4593> 1,630円 +98 円 (+6.4%) 11:30現在
12日に発表した「HLCM051治験でコロナ由来の組入完了」が買い材料。
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を対象疾患とした体性幹細胞再生医薬品「HLCM051」の治験のうち、新型コロナウイルス肺炎由来のARDS患者の組み入れが完了。
■トレンドマイクロ <4704> 6,510円 +310 円 (+5.0%) 11:30現在
12日に発表した「0.57%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
発行済み株式数(自社株を除く)の0.57%にあたる80万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月13日から9月30日まで。
■日経レバ <1570> 20,620円 +760 円 (+3.8%) 11:30現在
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が大幅続伸、800円近い上昇で2万円大台を大きく回復、売買代金も全市場を通じて群を抜いている。日経平均に連動するETFで変動率が2倍に基本設定されており、きょうは前日の米株高を引き継いで、全体相場が大きくリスクオンに傾くなか、個人投資家を中心とする短期資金の流入が活発だ。日経レバの2万円台回復は7月21日以来となる。
■ソフトバンクグループ <9984> 6,421円 +229 円 (+3.7%) 11:30現在
ソフトバンクグループ<9984>が商いを伴い買いが優勢、7日ぶりの反発となっている。売買代金は上場企業のなかで全市場を通じトップ。8月4日に7077円と実質約20年ぶりの高値をつけたが、その後は次第安の展開で今週は25日移動平均線を下回っていた。しかし、きょうは全体相場が先物を絡め大きく上昇するなか、インデックス買いなどを足場に久々に切り返しに転じた。目先調整一巡感からリバウンドを狙った個人投資家の買いも観測されている。同社は保有株売却で現金化を進めているが、投資運用会社を立ち上げ上場株投資を始めると一部で報じられており、これも株価刺激材料となっているようだ。株式需給面では、信用取組で直近買い残が増加し、売り残が減少しているが、信用倍率は1.1倍台と依然として拮抗した状態で買い戻し誘発となれば一段高も視野に入る。
■アクサスHD <3536> 166円 +50 円 (+43.1%) ストップ高 11:30現在
アクサスホールディングス<3536>が急騰し、年初来高値を更新している。12日の取引終了後、20年8月期の連結経常利益を従来予想の2億0700万円(前期比2.1倍)から3億2600万円(同3.4倍)へ上方修正し、従来の3期ぶりの過去最高益予想を更に上乗せしたことが好材料視されている。今期経常利益予想の上方修正は7月に続いて2回目となる。新型コロナウイルスの感染予防対策としての衛生用品のほか、巣ごもり消費による雑貨、インテリア、DIY、ガーデニング用品などの需要増加にスピーディーに対応することで小売事業の収益が増加基調にあるほか、卸売事業、不動産賃貸事業も堅調に推移しているという。
■ログリー <6579> 2,073円 +400 円 (+23.9%) ストップ高買い気配 11:30現在
ログリー<6579>がストップ高カイ気配。12日の取引終了後、21年3月期の連結経常利益が1億4100万円~2億円(前期は非連結で5900万円)になりそうだと発表。従来予想の5400万円から大幅増額修正となり、これを好感する買いが入っている。新型コロナウイルスの感染拡大による巣ごもり需要を取り込み、ネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」でインプレッション数(広告の表示回数)が想定以上に伸びていることが業績上振れの要因という。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)の同利益は1億100万円だった。第1四半期から新規連結子会社クロストレックスの業績が加わっている。
■エンバイオH <6092> 682円 +100 円 (+17.2%) ストップ高買い気配 11:30現在
エンバイオ・ホールディングス<6092>がストップ高カイ気配となっている。12日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の連結経常利益は前年同期比37.2%増の3億8700万円に拡大して着地。土壌汚染地を浄化して販売するブラウンフィールド活用事業で、グループ会社の土地再生投資が18年11月に取得した大型物件の売却が完了したことが収益を押し上げた。第1四半期実績だけで通期計画1億8300万円を大幅に上回っており、業績上振れを期待する買いが入っている。
●ストップ高銘柄
ティアンドエス <4055> 10,850円 +1,500 円 (+16.0%) ストップ高 11:30現在
など、7銘柄
●ストップ安銘柄
ポート <7047> 802円 -150 円 (-15.8%) ストップ安売り気配 11:30現在
以上、1銘柄
株探ニュース