「テレワーク」が12位にランク、職場はオフィスから自宅そしてリゾート地へ<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
3 巣ごもり
4 5G
5 eコマース
6 コロナウイルス
7 ゲーム関連
8 半導体
10 CMOSセンサー
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「テレワーク」が12位となっている。
新型コロナウイルスの感染拡大は企業のテレワーク導入を加速させ、それとともにオフィスから離れた場所でも仕事ができる環境が整ってきた。そうしたなか、にわかに注目を集めているのが余暇を楽しみながら仕事をする「ワーケーション」で、政府も普及・定着を後押しする構えだ。
総務省によれば、ワーケーションとは「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語。ICT(情報通信技術)を活用してテレワークなどをすることによって、リゾート地など普段の職場ではない場所で仕事をしつつ、別の日や時間帯には休暇を取ったり、その地域ならではの活動を行ったりする新しい働き方だ。従業員がリフレッシュすることで業務の効率性向上が期待できるほか、地域との交流によって生まれる新たなつながりや地域資源を活用したローカル・イノベーションが生み出される可能性がある。
また、新型コロナの影響で落ち込んだ観光需要を回復させる方策のひとつとして期待されている面もあり、政府が7月27日に開いた観光戦略実行推進会議では旅行先でも働きやすい環境を整備することが示された。
関連銘柄としては、グループ会社が運営する全国複数のホテルでワーケーションプランを開始した東急不動産ホールディングス<3289>、長野県軽井沢町にワーケーションオフィスを開業した三菱地所<8802>、和歌山県白浜町でリゾートサテライトオフィスビルの開業準備を進めているオーエス<9637>など。
また、日本駐車場開発<2353>のグループ会社である藤和那須リゾートは今月から、自社運営する宿泊施設「那須高原TOWAピュアコテージ In NASU HIGHLAND RESORT」でワーケーションサービスを開始している。