株価指数先物【昼のコメント】目先達成感もSQ対応のヘッジ買いやレバETFに絡んだ調整買いを意識

市況
2020年8月13日 12時27分

日経225先物は11時30分時点、前日比400円高の2万3300円(+1.74%)前後で推移している。ハイテク主導で上昇した米国市場の流れを引き継ぎ、寄り付きは2万3150円とギャップスタートから節目の2万3000円を上放れている。シカゴ先物清算値(2万3190円)は下回って始まったが、現物の寄り付き後はじりじりと上げ幅を広げており、前場半ばに2万3280円まで上昇。その後は2万3150円~2万3250円辺りでの推移をみせていたが、前引けにかけて再び強含み、2万3300円まで上げ幅を広げている。

米国市場同様にグロース株への物色が強まり、低下傾向が続いていたNT倍率は反発。ただし、東京エレクトロン <8035> は25日移動平均線を超えられず、グロース株の巻き戻しの流れが継続するか見極めづらくさせている。一方で、明日はオプションSQとなるため、権利行使価格である2万3250円、2万3375円、2万3500円の動向が注目されてくる。既に2万3250円を上回って推移していることもあり、ヘッジ対応に伴う買い需要が意識されてくる。また、大幅上昇によってレバETFの調整買いも見込まれるため、6月高値回復でいったん達成感も出やすいところだが、もう一段の上昇を意識しおきたいところであろう。

前引けのTOPIXは1.10%の上昇となり、日銀のETF買い入れはないだろう。本日のところはNT倍率の上昇から日経225型優勢の展開となるが、NT倍率は先物中心限月で14.32を付けており、5日移動平均線が位置する14.34辺りを超えてくるかを見極めたい。同線に跳ね返されるようだと、NT倍率の低下を意識したTOPIX先物優位の展開に向かわせやすいだろう。

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