注目銘柄ダイジェスト(前場):グレイス、ビジョン、総医研など

市況
2020年8月18日 11時58分

アイエスビー<9702>:2756円(+49円)

続伸し一時年初来高値。岩井コスモ証券では投資判断を新規に「B+」、目標株価を3000円としている。近年の積極的なM&Aが奏効して順調な業績拡大を続けており、グループ内リソースの有効活用や商流改善によって、さらなる事業拡大が期待できるとみている。プロダクト事業の拡大や高付加価値業務へのシフトもさらなる成長を促すと考えている。PER水準は15倍であり、IT企業としては割高感がないとも指摘。

インターアク<7725>:1841円(+41円)

続伸。大口受注の獲得を前日に発表し、買い手掛かり材料とされている。イメージセンサ検査用光源装置を受注、受注金額は10.15億円のもよう。21年5月期の第2四半期から第3四半期にかけての売上計上を想定している。21年5月期の業績予想は非開示となっているが、前期の売上高実績は70億円程度であり、相応の業績インパクトが期待されているようだ。

アクロデア<3823>:244円(+6円)

続伸。新型コロナの対策アプリ「抗体パスポート」およびクラウドシステムの提供を開始と発表、買い手掛かり材料となっている。同社では塩野義<4507>との販売契約の下で、新型コロナ向け抗体検査キットの販売を始めており,PCR検査の受注体制も整えてきている。本アプリシステムでは、抗体検査にとどまらず、体温体調管理、PCR検査の手配、結果管理機能も持ち、対策を網羅するアプリシステムとなっているようだ。

総医研<2385>:654円(+39円)

年初来高値。21年6月期の営業利益予想を前期比24.1%増の13.00億円と発表している。中国流通企業との資本業務提携や商品ラインナップの拡充、中国での輸入許可取得による販路の多様化などで化粧品事業が拡大傾向で推移すると見込む。同時に発表した20年6月期の営業利益は20.9%増の10.47億円で着地した。化粧品の卸売部門が好調で、利益押し上げに貢献した。

グレイス<6541>:4540円(-600円)

急落。取締役会長で筆頭株主の松村氏、並びに、松村氏が代表を務めるNMC社が保有株式をゴールドマン・サックス証券に譲渡すると前日に発表、譲渡する株式数は約250万株。ゴールドマンではもともと転売予定とされていたが、本日、取得する株式を譲渡することになったと発表している。これらの取引は、投資家層の拡大を図るものとされているが、短期的な需給の悪化につながるとの警戒感が先行しているようだ。

アストマックス<7162>:222円(+13円)

大幅に反発。連結子会社の長万部アグリ(北海道山越郡長万部町)がYahoo!ショッピング内に「長万部アグリ Yahoo!店」をオープンしたと発表している。長万部アグリはブランドミニトマト「エンリッチミニトマト」を生産しており、ネットショップ出店で拡販が見込めるとの思惑から買いが入っている。また、アストマックス株は75日移動平均線が200日移動平均線に向かって徐々に上昇しており、先高期待につながっているようだ。

ビジョン<9416>:669円(-67円)

急反落。前日に上半期決算を発表、営業損益は0.15億円の赤字で前年同期比約17億円の損益悪化となった。第1四半期は4.9億円の黒字であった。いったん取り下げていた通期見通しも公表、営業損益は3.2億円の赤字見通しとしている。新型コロナ感染拡大前の予想であるが、取り下げ前は40億円の黒字であった。また、グローバルWiFi事業において、今期末以降も海外渡航が回復しないことを想定し、減損損失12億円を特損に計上。

UUUM<3990>:2305円(-41円)

朝高後マイナス転換。LINE<3938>と包括的クリエイターパートナー契約を締結したと発表している。UUUMがサポートするクリエイターがLINEのタイムラインなどでオリジナル動画などのコンテンツを展開する。契約締結でクリエイターの認知度が高まり、将来的な利益拡大につながるとの期待が広がっている。米国が中国系の動画投稿アプリ「TikTok」への規制を強めていることもUUUM株への追い風になっているようだ。

《ST》

提供:フィスコ

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