株価指数先物【昼のコメント】昨日同様、前場半ば辺りから売り仕掛け的な流れに

市況
2020年8月18日 12時18分

日経225先物は11時30分時点、前日比140円安の2万2940円(-0.60%)前後で推移している。寄り付きは2万3130円とシカゴ先物清算値(2万3150円)にサヤ寄せする形から買いが先行した。しかし、寄り付きを高値に弱含む展開となり、現物の寄り付き直後には下げに転じている。その後は2万3050円~2万3100円を挟んで狭いレンジ取引が続く中、前場半ば辺りから急速に弱含み2万2930円まで下げ幅を広げている。

米国市場の流れから、ハイテク主導によるグロース株への物色が意識されたが、東京エレクトロン <8035> が上昇する一方で、TDK <6762> 、ファナック <6954> 、アドバンテスト <6857> などの弱い値動きが目立っており、ナスダック上昇によるインパクトは限定的だった。反対に薄商いのなか、昨日同様、前場半ば辺りから売り仕掛け的な流れとなっている。 

日経225先物は5日移動平均線を割り込んだ辺りから下げが加速しており、2万3000円割れを仕掛けてくる動きは想定内である。とはいえ、オプション権利行使価格の2万2875円を下回ってくるようだと、ヘッジニーズが強まる可能性があることから、まずは2万3000円近辺での底堅さを見極めたい。また、グロース優位に見えるがNT倍率は14.37まで上昇した後に14.31まで低下してきている。5日移動平均線が14.30レベルに位置しているため、低下もしくは反発をみせるかを確認したいところである。

前引けのTOPIXは0.45%の下落だった。0.50%に届いていないが昨日もマイナスだったことから、日銀のETF買い入れが意識されてくる可能性がある。薄商いであるため、日銀のETF買い入れが入るようだと需給インパクトは大きい。一方で、入らなかった場合には、2万3000円近辺で新たなショートが積み上がる可能性がありそうだ。

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