東京株式(大引け)=229円安、FOMC議事要旨受けた米株安とアジア株安が重荷

市況
2020年8月20日 15時32分

20日の東京株式市場はリスク回避の売りがかさみ日経平均は朝方から軟調な動きで、その後次第に下げ幅を広げる展開となった。

大引けの日経平均株価は前営業日比229円99銭安の2万2880円62銭と反落。東証1部の売買高概算は9億4567万株、売買代金概算は1兆7748億5000万円。値上がり銘柄数は444、対して値下がり銘柄数は1633、変わらずは96銘柄だった。

きょうの東京市場は前日の米国株市場でNYダウをはじめ主要株指数がいずれも反落したことを受け、買い手控えムードの強い展開となった。米株市場では開示された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が、FRBが金融緩和に積極的でなかったとの見方から、米景気の先行き不安が株価の重荷となった。これを引き継ぐ形で日経平均は安く始まり、その後も次第安の展開を強いられた。韓国や台湾、香港などアジア株安もリスクオフの流れに拍車をかけている。半導体関連など主力電機株や自動車株が売られ全体相場を押し下げた。引け際にやや下げ渋ったものの日経平均は200円を超える下げとなり2万3000円大台割れ。売買代金は低調が続き、きょうは1兆7000億円台にとどまり今週に入ってから4日連続で2兆円台を割り込んだ。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>、ソニー<6758>が軟調、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置関連も売られた。トヨタ自動車<7203>も値を下げた。富士通<6702>、太陽誘電<6976>も下落した。オリエンタルランド<4661>も安い。ユーグレナ<2931>が急落、CKD<6407>、ボルテージ<3639>、ダブル・スコープ<6619>なども大幅安となった。

半面、日本航空<9201>が堅調。パナソニック<6752>も頑強な値動きをみせた。ブイキューブ<3681>、日立金属<5486>などが高く、GMOクラウド<3788>も上昇した。セレス<3696>が値上がり率トップに買われ、スクロール<8005>も商いを伴い大幅高。オルトプラス<3672>、ユナイテッドアローズ<7606>、ヤマシンフィルタ<6240>も大きく値を上げた。

出所:MINKABU PRESS

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