東京株式(前引け)=前日比73円高、買い一巡後に上昇幅は縮小
21日前引けの日経平均株価は前日比73円04銭高の2万2953円66銭。前場の東証1部の売買高概算は4億6578万株、売買代金は約8376億円。値上がり銘柄数は1261、値下がり銘柄数は734、変わらずは159銘柄だった。
前日の米国株市場の上昇を受け、日経平均株価は買い優勢でスタート。一時、前日比で250円を超す値上がりとなり、2万3000円台を回復した。ただ、買い一巡後は売りに押され上昇幅は縮小し、再び2万3000円ラインを割り込んだ。米国の景気減速懸念を背景に為替相場が1ドル=105円60銭台と円高で推移していることも上値を抑える要因となっている。
個別銘柄では、任天堂<7974>や東京エレクトロン<8035>、ファーストリテイリング<9983>が高く、エムスリー<2413>やZホールディングス<4689>が堅調。BASE<4477>が急伸し、直近IPO銘柄のティアンドエス<4055>やコマースOneホールディングス<4496>が商いを伴い上昇している。半面、ソフトバンクグループ<9984>やソニー<6758>が安く、キーエンス<6861>やアドバンテスト<6857>も値を下げた。SUMCO<3436>やファナック<6954>も安い。