話題株ピックアップ【夕刊】(1):GAテクノ、サイバダイン、ファーマF

注目
2020年8月26日 15時13分

■GAテクノ <3491>  7,300円  +1,000 円 (+15.9%) ストップ高   本日終値

GA technologies<3491>が急騰。25日の取引終了後、経済産業省と東京証券取引所が選ぶ「デジタルトランスフォーメーション銘柄」(DX銘柄2020)に初選出されたと発表しており、これを好感する買いが入った。DX銘柄(旧攻めのIT経営銘柄)は経産省と東証が中長期的な企業価値の向上や競争力の強化といった視点から、新たな価値の創造、経営革新、収益水準・生産性の向上をもたらす積極的なIT利活用に取り組んでいる企業を選定するもの。今回の選定では、同社の不動産取引に係る包括的なデジタル化が実現することによる顧客体験の向上や、業務の生産性向上に加え、新規ビジネス及び抜本的なビジネスモデルの変革を創造する組織・制度などが評価されたとしている。

■アニコムHD <8715>  4,675円  +290 円 (+6.6%)  本日終値

アニコム ホールディングス<8715>が急伸。25日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を4株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資しやすい環境を整えることで、株式の流動性を高め、投資家層の更なる拡大を図ることが目的という。効力発生日は10月1日。

■CYBERDYNE <7779>  426円  +25 円 (+6.2%)  本日終値

CYBERDYNE<7779>が続伸。25日の取引終了後、展開する除菌消毒作業ロボットが、茨城県つくば市の本庁舎に導入されることになったと発表しており、これが好材料視された。除菌消毒作業ロボットは、同社の次世代型清掃ロボットCL02の拡張機能として噴霧器と紫外線による消毒ユニットを搭載した製品で、20年3月にはターミナル内の除菌消毒作業を目的に羽田空港にも導入されている。今回の導入は、地方公共団体による新型コロナウイルスに対する取り組みを支援するための内閣府の地方創生臨時交付金「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」の活用により実現したもので、地方公共団体庁舎への導入では初。まずは、つくば市役所1階の除菌消毒清掃に用いられ、その後つくば市のその他の公共施設での活用も検討されるとしている。

■アドヴァン <7463>  1,318円  +72 円 (+5.8%)  本日終値

アドヴァン<7463>が大幅続伸。25日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を20万株(発行済み株数の0.48%)、または2億5000万円としており、取得期間は8月26日から9月23日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするためという。

■ファーマフーズ <2929>  1,277円  +60 円 (+4.9%)  本日終値

ファーマフーズ<2929>は後場に入り上げ幅を拡大。きょう12時25分ころ、20年7月期連結業績予想の上方修正を発表。売上高を従来見通しの145億円から153億5300万円へ、営業利益を6億8900万円から7億4000万円へ引き上げ、いずれも従来の過去最高予想を上乗せしたことが好感された。第4四半期に「ニューモ育毛剤」のテレビ広告の費用低減を実現したため、広告宣伝費を増額し、新規顧客の効率的な獲得に成功したことが寄与。また、機能性素材事業では「ファーマギャバ」や「ボーンペップ」などの主力製品が米国、中国市場での新規採用により販売が拡大した。特に第4四半期では中国市場向け美白素材「セレプロン」、国内健康食品向け血流改善素材「ランペップ」の出荷増が利益に貢献した。併せて、前期の年間配当を従来計画の7円から8円50銭(前の期は無配)に増額修正したことも材料視されたようだ。

■ロゼッタ <6182>  3,770円  +135 円 (+3.7%)  本日終値

ロゼッタ<6182>が25日の取引終了後、ドーナッツロボティクス(東京都港区)と資本・業務提携を行うと発表。ドーナッツロボティクスは、見守りロボット「cinnamon(シナモン)」やスマートフォンと連動した「スマートマスク」を開発したロボットベンチャー。今回の提携では、特定の製品・サービスに限定せず、両社の今後の活動の全般にわたって提携する。また、資本面では、今後協議のうえ妥当な金額を算出して決定する予定という。なお、21年2月期業績への影響は軽微としている。

■日本電気硝子 <5214>  1,952円  +68 円 (+3.6%)  本日終値

日本電気硝子<5214>は後場上げ幅を拡大。午後1時ごろ、5G通信に用いられる部品やデバイスに適した、業界最小の誘電正接を有するLTCC(低温同時焼成セラミックス)用材料を開発したと発表しており、これが好感された。5G通信では、ミリ波領域といわれる28~40ギガヘルツの高い周波数が利用されており、信号を処理する部品やデバイスにはさまざまなLTCC基板が使われている。そうしたデバイスは周波数、誘電正接に比例して信号が減衰し通信品質が低下するため、特にミリ波のような高周波数の場合、より効率的な通信を実現するには低誘電正接の材料を用いる必要があり、新製品はそうしたニーズに対応したという。

■かんぽ生命保険 <7181>  1,670円  +57 円 (+3.5%)  本日終値

かんぽ生命保険<7181>が続伸。きょう付の日本経済新聞朝刊で、「日本郵政は、かんぽ生命保険の営業を再開する方針を固めた。時期は10月以降になるとみられる」と報じられており、これが好材料視された。かんぽ生命では、不正販売が広がっていたことを認めた19年7月から保険営業を自粛しているが、記事によると顧客への謝罪活動を進め、その後に商品営業を始めるという。報道に対してかんぽ生命では、「当社が発表したものではない。きょう開催の取締役会に付議する予定であり、決定した場合は速やかに公表する」とのコメントを発表している。

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