注目銘柄ダイジェスト(前場):福島銀、スカパーJ、リネットジャパンなど

市況
2020年9月3日 12時00分

福島銀<8562>:178円(+25円)

急伸。SBIHDの北尾社長が前日、地方銀行への出資などを柱とする「地銀連合構想」について、「新たな合意に非常に近いのが3、4あるとコメントしていると伝わっている。すでに資本提携している同社などには、今後の大型再編の流れが想定される展開になっているもようだ。菅官房長官も前日のコメントで、地方銀行の数は多過ぎるとしており、再編の動きを後押しするとみられている。再編期待波及で低位の地銀株で強い動きが目立っている。

任天堂<7974>:60810円(+1260円)

続伸し6万円台乗せ。6万円台は2008年7月以来およそ12年ぶりとなる。米大統領選の民主党候補であるバイデン陣営が、同社のゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」を選挙活動に活用すると伝わり、足元では上昇ピッチが速まっている。米大統領選でのソフト採用によって、同ソフトへの注目度が一段と押し上げられるとの見方が強まっているようだ。足元ではアナリストの目標株価引き上げの動きなども複数で観測されている。

スカパーJ<9412>:469円(+54円)

急騰。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は55.9億円で前年同期比51.4%の大幅増益となっている。通期計画は120億円で前期比21.4%減益であり、コロナ禍においての想定以上の好スタートがポジティブなサプライズと捉えられている。メディア事業における営業費用の減少、宇宙事業におけるJCSAT17及びHorizons 3eの収益拡大などが背景に。通期コンセンサスの上振れへとつながる格好のようだ。

ファーストリテ<9983>:66030円(+2380円)

大幅続伸。前日に8月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比29.8%増、3カ月連続のプラスとなり、前月の同4.4%増から増収率は大きく拡大している。客数が同26.0%増と大幅に拡大したほか、客数も同3.0%の上昇となっている。記録的な猛暑により夏物コア商品の販売が好調だったほか、エアリズムマスクなども人気化したようだ。他の衣料品専門店との比較でも伸び率は際立ち、評価する動きが優勢となっている。

MDNT<2370>:103円(+4円)

大幅に反発。国立がん研究センターと実施している新型コロナウイルス感染予防のための自家樹状細胞ワクチンの共同開発に慶應義塾が参画すると発表している。国立がん研究センターが基礎データを取得し、慶應義塾が非臨床試験や第1相治験開始のための対応支援、メディネットが製造工程の構築や基礎データの取得、非臨床安全性試験などを担う。慶應義塾の参画でワクチン開発が加速するとの期待から買いが入っているようだ。

リネットジャパン<3556>:458円(+49円)

大幅高。3月9日に発行した第18回新株予約権について、一定量の資金確保ができたことから割当先のSBI証券に行使停止指定の通知を行うと発表している。対象となる新株予約権は7939個で、停止期間は9月3日から12月2日まで。行使停止で希薄化懸念が後退するとの見方から買われている。また、一部メディアが同社の小型家電リサイクル事業について「新たに4自治体と連携」などと紹介したことも買い意欲を刺激しているようだ。

日本情報C<4054>:3435円(+210円)

大幅に4日続伸。同社の「電子入居申込サービス」で家賃保証会社のフォーシーズ(東京都港区)及びジェイリース(東京都新宿区)と提携を開始すると発表している。電子入居申込サービスは、管理会社が入居申込のやり取りを全てオンラインで完結させるシステム。今回の提携により、入居希望者や仲介会社、管理会社は従来に比べてスムーズな保証審査が可能になるとしている。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.