東京株式(寄り付き)=大幅反落、米株大幅続落受け売り圧力強まる
9日の東京株式市場は大きく売り先行でスタート、寄り付きの日経平均株価は前営業日比307円安の2万2966円と反落。
日経平均は寄り付きでフシ目の2万3000円台を割り込んだ。前日の米国株市場ではハイテク株中心に売られ、NYダウ、ナスダック総合指数ともに大幅安で3日続落、いずれも25日移動平均線を下に抜けた。特にナスダックの下げがきつく4%を超え、高値からの下落率も10%に達した。海外投資家のリスク許容度低下から、東京市場でも半導体関連などを中心にハイテクセクターへの売り圧力が強まっている。前日のWTI原油価格が急落していることや、外国為替市場で円高に振れていることも逆風材料。下値では日銀のETF買いなども想定され、売り一巡後は下げ渋る可能性もあるが、今週末にメジャーSQ算出を控えていることもあって、先物主導で荒い値動きが予想される。