注目銘柄ダイジェスト(前場):Bガレジ、サンワカンパ、トリケミカルなど

市況
2020年9月10日 12時01分

Bガレジ<3180>:2481円(+406円)

急騰し一時ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は1.8億円で前年同期比10.8%増と2ケタ増益、上半期計画の1.7億円、同45.8%減を超過する形となっている。6月以降はデジタル化の促進などで新規会員獲得数が急増し、EC売上高が大きく伸長した。会社側では業績計画を据え置いているが、大幅な上振れも想定できる状況となっているようだ。

トリケミカル<4369>:11430円(+930円)

急反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ホールド」から「バイ」に格上げ、目標株価も12000円から12500円に引き上げている。半導体製造用特殊ガスの需要好調による業績予想引き上げ、並びに株価の下落を格上げの背景としている。ロジック並びにメモリ用ともに、微細や高機能化に伴う需要拡大により利益成長が続くと想定しているようだ。第3四半期決算での上方修正期待の高まりを予想。

JMDC<4483>:7930円(+340円)

大幅に3日ぶり反発。EMシステムズ<4820>及び同社子会社のチョキ(大阪市)と業務提携し、チョキが実施する第三者割当増資を引き受けると発表している。払込金額は0.70億円で、増資後のチョキの資本構成はJMDCが15%、EMシステムズが85%となる。3社の業務提携では、統計情報による薬局向け業務・経営支援サービスの開発に加え、クリニック・薬局向けキャッシュレス事業の推進などを行う。

レオパレス21<8848>:165円(-11円)

大幅続落。9月11日に予定していた4-6月期の決算発表を再延期すると発表している。9月末までには発表の予定としている。決算業務関連で退職者が想定を超えたため、集計作業に時間がかかっているようだ。同時に8月の月次データも発表している。賃貸物件の入居率は78.18%と5カ月連続での低下、過去最低の水準となっている。先行き不透明感が引き続き意識されているようだ。

ルネサス<6723>:781円(+51円)

大幅反発。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も600円から1000円に引き上げている。自動車向けビジネスが回復傾向となっており、サイクルは底打ちしたと判断しているもよう。産業/インフラ/IoTの需要も堅調として、業績予想を上方修正している。マネジメントによって、コストや工場稼働率のコントロールが柔軟に素早く行われるようになったこともポジティブと評価。

BASE<4477>:10000円(+20円)

大幅に3日続伸。eコマースプラットフォーム「BASE」で、ショップオーナーが会員制コミュニティを作ることができる新機能「コミュニティApp」の提供を開始したと発表している。会員だけが購入できる限定商品の販売のほか、会員のみが閲覧できるクローズドページを提供できる。新型コロナウイルス感染予防の観点から顧客との接点をオンライン化する仕組みはニーズがあるとの見立てから買いが入っているようだ。

サンワカンパ<3187>:271円(+26円)

大幅高。LIFULL<2120>子会社のLIFULL Social Funding(東京都千代田区)と業務提携することで合意したと発表している。相互に知見や有益な情報などを提供し、地域創生事業を促進する。具体的には、LIFULLグループのファンドが投資する地域創生事業でサンワカンパニーの住宅設備機器・建築資材やモジュラー建築クラスコの活用、デザイン企画、地域創生事業や事業者の相互紹介などで協業していく。

《ST》

提供:フィスコ

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