マザーズ指数は続落、EC関連や在宅ワーク関連に売り 値上がり率トップはアクリート/マザーズ市況

市況
2020年9月10日 18時16分

本日のマザーズ指数は、米国市場が上昇したことや、堅調に推移したマザーズ先物のナイトセッションの流れを引き継ぎ反発してスタートした。寄り付き後は、一時上げ幅を拡大し、前日比18.0pt高まで上昇する場面があったものの徐々に上げ幅を縮小した。その後、後場に入りマイナスに転じ、この日の安値付近で取引を終了した。NTTドコモのドコモ口座で不正引き出しが相次いで発見されたことで、時価総額上位のBASE<4477>やAIinside<4488>などEC関連や在宅ワーク関連銘柄へのセキュリティ懸念が相場の重しとなったようだ。そのほか、英アストラゼネカが新型コロナワクチンの第3相臨床試験を来週に再開すると報じられたことで、時価総額上位のアンジェス<4563>などバイオ株の思惑が低下し相場の上値を抑える結果となった。そのほか、インターファクトリー<4057>やサンアスタリスク<4053>など直近IPO銘柄を売る流れが強まったことが市況を悪化させたようである。マザーズ指数は続落、売買代金は概算で1874.65億円。騰落数は、値上がり134銘柄、値下がり183銘柄、変わらず10銘柄となった。

個別では、NTTドコモのドコモ口座の不正送金事件でセキュリティ関連銘柄のアクリート<4395>は13%を超える上昇となり、LIFULL<2120>の子会社と業務提携を発表したサンワカンパニー<3187>が10%を超える上昇となった。また、菅官房長官が待機児童ゼロと述べたことでSERIOホールディングス<6567>が11%を超える上昇となった。そのほか、GDH<4437>、ユーザベース<3966>、アドウェイズ<2489>が高い。一方、直近IPO銘柄を売る流れからティアンドエス<4055>が8%を超える下げとなり、また、日本情報クリエイト<4054>も7%を超える下げとなった。そのほか、AIinside、BASE、メルカリ<4385>が安い。

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.