個人投資家・有限亭玉介:総理大臣の辞任とポスト安倍関連に注目【FISCOソーシャルレポーター】

特集
2020年9月12日 17時08分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2020年9月8日14時に執筆

夏も終わろうかという8月28日に日本中を驚かせたのは、安倍総理の体調不良による辞任発表です。振り返れば様々な事が様変わりしましたが、約8年間に渡った安倍政権により、日本の株価は著しく上昇し、感謝している投資家も多いのではないでしょうか。

政治なので賛否両論あるとは思いますが、アベノミクスに始まり日銀との異次元の金融緩和を実施し、マイナス金利を導入した事で日本の銀行の在り方も、その間にえらく変わりましたなぁ。米中貿易戦争が勃発した板挟みの中で、日本が米国から標的にされる事も無かった事もあり、外交面での功績も相応に大きいかったと思われます。

コロナ禍での辞任は本人としても心残りかもしれませんが、議員は続けるそうなので今後の政界への影響を注視しつつ、ひとまず療養に専念してもらいたいところですな。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

世間では次の総理大臣が誰になるのか話題ですが、候補として菅官房長官、石破元幹事長、岸田政調会長が挙げられております。「ポスト安倍」の本命として安倍総理の政策の意向を継いだ菅氏が有力との見方が強いようですが、地方に支持者が多い石破氏が立候補した事で石破氏の出身地でもある鳥取県に本社を置くトミタ電機<6898>と寿スピリッツ<2222>が思惑で買われましたりもしていましたねぇ。

石破氏と岸田氏も基本的に安倍総理が続けてきた政策を継承するとの意向ですが、「完全にアベノミクスとマッチするのか…」との懸念もあります。健康問題による辞任の為、大胆な政策の方向転換よりは安倍総理の政策を引き継いでいける人物に後任を決めるべきとの世論もあるようです。

それに対する期待もあるのが菅氏です。これまで総理の補佐的な役割でありながらもデジタル・ガバメント閣僚会議の議長を担っている事から、早速同氏が推進してきたふるさと納税関連やマイナンバー関連銘柄に物色が入っております。携帯電話料金の値下げにも前向きな意向で、MVNOなどの格安スマホを提供する企業への思惑も強まるとの見方もあるようです。また、これを書いている9月8日の14時頃速報では、菅氏が党本部で開いた立会演説会にて、「少子化対策として不妊治療への保険適用を実現する」と発表し、関連株や思惑的な株にもすぐに触手が伸びておりましたよ。

次期総理に求められる今後の争点としてコロナ対策とワクチンの確保が重要視されていますが、ワクチンに限らず広い目で見れば、PCR検査や抗原・抗体等の各種検査、医療崩壊を防ぐような医療体制の構築など幅広く政府の支援が及ぶとあたくしは考えております。ワクチンの製薬会社だけでなく、医療系のベンチャーなども引き続き監視をしていきたいところです。

これから国境を開いていくにあたって、訪日外国人などの対応や一年後のオリンピックを決行できるよう検査体制を確立していく必要があります。手荷物検査やテロ対策の安全を確保する事はもちろんですが、感染症の水際対策に重点を置く事になるでしょうな。

サーモカメラの精度向上や紫外線でウイルスを殺菌できる装置など、コロナ関連として成長した企業もたくさんありますからねぇ。オリンピックをそのような企業努力を披露する場として活用し、平和の祭典としても世界中の人達とコロナを乗り切った一体感を味わいたいものですなぁ。

7年8ヶ月前に安倍政権が誕生した時のようなインパクトは今回の総裁選には無いと思われますが、次期総理にはコロナで露呈したデジタル・ガバメントの改善やコロナ不況を最小限に出来るように積極的な景気対策を打ち出して、健康不安も景気不安も無い世界への先導をお願いしたいところです。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を配信しております。

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執筆者名:有限亭玉介

ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《US》

提供:フィスコ

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