株価指数先物【寄り前コメント】米株高は想定内だが、新政権に対する思惑などで押し目買い意欲は強い

市況
2020年9月15日 8時16分

大阪12月限ナイトセッション

日経225先物 23290 -130 (-0.55%)

TOPIX先物 1629.0 -9.0 (-0.54%)

シカゴ先物 23305 -115

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

14日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックが上昇。ティックトックの米国事業を巡っては、米オラクルがマイクロソフトやアマゾンを上回る買収額を提示し、取引成立に前進したことが材料視された。また、ギリアド・サイエンシズがイミュノメディクスを買収することで合意したとの報道や、ファイザーCEOが米国で年末までに新型コロナワクチンが一般向けに配備される公算が大きいとの見通しを示したと伝わったことも材料視された。これを受けて、足元で売られていたテクノロジー株を中心に押し目買いの流れとなった。

シカゴ先物清算値(12月限)は大阪比115円安の2万3305円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比50円安の2万3370円で始まり、開始直後に2万3400円を付ける場面もみられたが、その後は2万3310円~2万3360円辺りでもみ合いが継続。米国市場開始後はじり安基調となり、一時2万3270円まで下げ、2万3290円で取引を終えた。

米国市場の上昇は材料視されそうだが、前日のグローベックスの米株先物でNYダウの300ドル高は織り込まれている。また、オラクルやギリアド・サイエンシズの報道などは既に前日のザラ場中に伝わっていたこともあり、反応は限られそうである。もっとも、国内においては新政権に対する思惑などから押し目買い意欲は強く、2万3000円処での底堅さは意識されやすい。

日経225先物はオプション権利行使価格の2万3375円を中心とした権利行使価格2万3000円と2万3500円のレンジ内での推移。本日のところは2万3250円から2万3375円辺りでの推移になりそうだが、下値の堅さが意識されてくる中で、下限を引き上げてくる展開に期待したい。また、昨日のTOPIX先物ではメリルの買い越しが目立っており、海外勢のバリュー株シフトによる資金流入も引き続き意識されよう。TOPIXに比重を置いたNTショートでのロングスタンスとしておきたい。

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