話題株ピックアップ【夕刊】(2):JCRファ、弁護士COM、GMO-FH

注目
2020年9月16日 15時15分

■JCRファーマ <4552>  12,610円  +490 円 (+4.0%)  本日終値

JCRファーマ<4552>が大幅高で3日続伸。15日の取引終了後、PHC(東京都港区)と共同開発した電動式成長ホルモン製剤注入器「グロウジェクターL」に対応する専用のスマートフォンアプリを東京医科歯科大学などが9月に開始する臨床研究に対して提供すると発表しており、これが好感された。今回行われる臨床研究は、これまで患者の記録や記憶に頼るため正確な収集が困難だった詳細な投与履歴(服薬実施率)の基礎的データを、アプリを使って正確に収集することで、成長ホルモン治療における注入時の刺激と服薬アドヒアランス(患者の意思による服薬)の維持や改善の相関について、有用な知見が得られることが期待されているという。

■弁護士ドットコム <6027>  10,180円  +310 円 (+3.1%)  本日終値

弁護士ドットコム<6027>が大幅続伸。午前11時ごろ、Sansan<4443>とクラウドサインの連携機能「契約管理オプション for クラウドサイン」の提供を開始したと発表しており、これが好感された。同機能は、名刺をスキャンした際に、Sansanによってデータ化された名刺の「会社名データ」と、クラウドサインに登録されている契約データとを突合。該当企業とユーザー企業との契約情報のうち、「契約締結の有無」「契約時期」「契約名」など必要な情報だけが、Sansan上で通知されるというもの。企業は「契約管理オプション」を活用することにより、コロナ感染拡大防止の観点で広まる、法務部門のリモートワーク、テレワークを推進することができるほか、コーポレートガバナンスと経営のデジタル化を両立させ、スムーズな商談活動や企業アライアンスの実現を可能にするとしている。

■GMO-FH <7177>  635円  +16 円 (+2.6%)  本日終値

GMOフィナンシャルホールディングス<7177>が3日ぶりに反発。15日取引終了後、発行済み株式数(自社株を除く)の4.07%にあたる480万株または27億1100万円を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施すると発表しており、これが材料視された。大和証券グループ本社<8601>が政策保有株式の見直しの一環で保有株の一部を売却する意向を示したことに対応するという。買い付け価格は560円で、公開買い付け期間はきょうから10月15日までとしている。

■ベルーナ <9997>  968円  +18 円 (+1.9%)  本日終値

ベルーナ<9997>が5日続伸。15日の取引終了後に発表した8月度の月次売上高が前年同月比11.8%増と、4カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。巣ごもり需要の獲得などで衣料品と家具・雑貨などがともに前年を上回った総合通販事業が同33.1%増となったほか、グルメ、ワイン、オージオなどが前年を上回った専門通販事業も同23.3%増と好調に推移した。

■モーニングスター <4765>  448円  +8 円 (+1.8%)  本日終値

モーニングスター<4765>は後場プラス圏に浮上。きょう後場寄り前、未定としていた21年3月期の中間配当について、7円50銭(前期7円)にすると発表しており、これが好感されたようだ。あわせて、今中間期の株主優待を拡充することも発表。従来1単元以上保有する株主に暗号資産(仮想通貨)XRPを30XRP贈呈していたが、これを50XRPにするとしている。

■デンソー <6902>  4,627円  +72 円 (+1.6%)  本日終値

デンソー<6902>が反発。SMBC日興証券が15日付で、投資評価を「2」から「1」へ、目標株価を3600円から5400円へそれぞれ引き上げており、これが好材料視されたようだ。これまでEVを中心とした電動化政策をとってきた中国政府が「HV“も”優遇」策へと舵を切ったことを受けて、HV関連製品で2ケタパーセントの高収益率を創出すると考えられる同社にとっても、特に22年3月期以降にかけてHVストーリーが再び業績ドライバーとして寄与すると予想。連結営業利益率は21年3月期2.3%→22年3月期5.9%→23年3月期7.4%→24年3月期8.3%→25年3月期9.1%と上昇すると予想しているという。

■NITTOKU <6145>  3,405円  +25 円 (+0.7%)  本日終値

NITTOKU<6145>が高い。水戸証券は15日、同社株のレーティングを新規「B+」でカバレッジを開始した。目標株価は4000円とした。同社は巻線機で世界シェアトップ。同社の機械で作られたモーターはモバイル機器や自動車、家電などで利用される。スマホの高機能化や電気自動車(EV)向けなどに中長期でモーターの需要は増加するとみており、同社の業績の追い風となる。4~6月期の業績は大幅減益だったが、受注高(単体・機械)は42億円と1~3月期の24億円から復調した。EVや自動運転などに向けた投資は継続したとみている。21年3月期の業績は会社側では非公表だが、同証券では営業利益23億円(前期比7.4%減)と予想。22年3月期の同利益は40億円と急回復を見込んでいる。

■ツバキ・ナカシマ <6464>  845円  -62 円 (-6.8%)  本日終値  東証1部 下落率5位

ツバキ・ナカシマ<6464>は大幅続落。15日の取引終了後、未定としていた20年12月期の連結業績予想について、売上高490億円(前期比24.1%減)、営業利益26億円(同68.2%減)、最終利益12億円(同75.5%減)と大幅減益を見込むことが嫌気された。また、同様に未定としていた期末配当を5円にすると発表しており、年間配当は15円(前期81円)となる予定だ。

■パーク24 <4666>  1,759円  -126 円 (-6.7%)  本日終値  東証1部 下落率6位

15日に決算を発表。「11-7月期(3Q累計)最終が赤字転落で着地・5-7月期も赤字転落」が嫌気された。

パーク24 <4666> が9月15日大引け後(16:00)に決算を発表。20年10月期第3四半期累計(19年11月-20年7月)の連結最終損益は122億円の赤字(前年同期は78億円の黒字)に転落した。

⇒⇒パーク24の詳しい業績推移表を見る

同時に「20年10月末を基準日とする株主優待制度を中止する。21年10月期以降の実施は未定」「8月タイムズパーキング売上高は前年同月比18.8%減と6ヵ月連続で前年割れとなった」と発表。

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