株価指数先物【引け後コメント】底堅さが意識される展開、海外勢のウエート調整を見極め

市況
2020年9月16日 17時36分

大証12月限

日経225先物 23300 -20 (-0.08%)

TOPIX先物  1629.5 -0.5 (-0.03%)

日経225先物は前日比20円安(-0.08%)の2万3300円で取引を終了。寄り付きは2万3260円とシカゴ先物清算値(2万3330円)を下回って始まり、現物の寄り付き直後には2万3240円を付けている。しかし、米国ではテクノロジー株が物色されており、この流れからソフトバンクグループ <9984> を中心にグロースの一角が日経平均株価をけん引する形となった。そのため、日経225先物も寄り付き水準を安値に切り返してきており、前引け間際には2万3340円とプラスに転じている。ただ、後場は米国同様、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちといった模様眺めムードが強まり、2万3300円~2万3340円辺りでの狭いレンジ内での取引が続いた。

ソフトバンクグループ、エムスリー <2413> 、東京エレクトロン <8035> 、アドバンテスト <6857> など指数寄与度の高い値がさ株が日経平均をけん引したが、東証1部の6割を超える銘柄が上昇したことで、NT倍率は先物中心限月で14.29と横ばいで推移しており、NTロングに転換するまでには至っていない。バリュー株の下げは直近の急伸に対する利食いの範囲内であり、グロースの調整一巡感からの買い戻し、バリューについてはアンダーウエートに対する比率修正による買いが入ることで、全体のレンジ切り上げを意識しておきたい。

日経225先物は権利行使価格2万3250円での底堅さがみられ、同じく行使価格2万3375円で挟まれたレンジ内での推移だった。目先的には2万3375円処での底堅さを見極めつつ、権利行使価格2万3500円へのレンジ切り上がりを意識したスタンスとなろう。新政権に対する期待感から下値を売り込む流れにはなりづらいと考えられ、海外勢によるアンダーウエートのポジションを修正する需給の動きが意識されやすい。しばらくは海外勢のウエート調整を見極めたいところだ。

手口面では、日経225先物は野村が440枚、JPモルガンが290枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが610枚、クレディスイスが390枚程度の買い越し。TOPIX先物ではソジェンが1150枚、ABNアムロが930枚、ドイツが830枚程度の売り越し。一方でメリルが1320枚程度の買い越しだった。

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