本日注目すべき【好決算】銘柄 アレンザHD、伊藤米久HD、クスリアオキ (17日大引け後 発表分)

注目
2020年9月18日 7時01分

17日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

アレンザHD <3546>   ★今期経常最高益予想を80%上乗せ、配当も10円増額

◆21年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の26億円→58億円に2.2倍上方修正。コロナ禍に伴う巣ごもり需要の増加を背景に、DIY用品、園芸、インテリア、収納用品、ペットなどの販売が想定以上に好調だったことが寄与。チラシ配布の中止や出張自粛による販管費の減少も上振れに貢献した。

併せて、通期の連結経常利益も従来予想の40億円→72億円に80.0%上方修正。増益率が6.0%増→90.8%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の26円→36円(前期は26円)に増額修正した。

伊藤米久HD <2296>   ★今期経常を一転8%増益に上方修正

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の160億円→210億円に31.3%上方修正。従来の18.1%減益予想から一転して7.5%増益見通しとなった。コロナ禍の影響で加工食品事業、食肉事業ともに外食向けの販売が厳しく売上高は計画を下回るものの、内食需要が高まるなか、量販店向けの販売が好調に推移することが利益を押し上げる。

エイジア <2352>   ★上期経常を43%上方修正

◆21年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の1億円→1.5億円に42.9%上方修正。減益率が44.4%減→20.6%減に縮小する見通しとなった。クラウドサービスを中心にアプリケーション事業が想定以上に好調で、売上高が計画を10.2%も上回ることが寄与。コンサルティング事業の人件費圧縮や求人費の減少も上振れの要因となる。

クスリアオキ <3549>   ★6-8月期(1Q)経常は39%増益で着地

◆21年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比38.7%増の48.9億円に拡大して着地。地域密着型のドミナント出店を継続し、店舗数が拡大したことが寄与。感染症防止対策としてのマスクや消毒液など衛生関連商品を含むヘルス部門の販売が大幅に増加したほか、調剤部門や食料品・日用品のライフ部門の売り上げも伸びた。

ピープル <7865> [JQ]  ★上期経常を一転56%増益に上方修正

◆21年1月期上期(2-7月)の連結経常利益を従来予想の4500万円→1億1400万円に2.5倍上方修正。従来の38.4%減益予想から一転して56.2%増益見通しとなった。コロナ禍で消費者の生活が変化するなか、屋内遊具や幼児向け自転車の需要が増加したほか、6月から一部量販店で先行発売した育児用品の販売も伸びた。利益率の高い国内販売の増加に加え、商品商談会や販促イベントの中止に伴う経費減少も利益を押し上げた。

三協フロンテ <9639> [JQ]  ★今期経常を一転3%増益・最高益に上方修正、配当も10円増額

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の65億円→75億円に15.4%上方修正。従来の11.0%減益予想から一転して2.7%増益を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。上期にコロナ禍による景気減速の影響が想定より軽微にとどまったことに加え、3密対策やテレワーク推進などを背景とするユニットハウスの需要拡大も上振れの要因となる。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の110円→120円(前期と同額)に増額修正した。

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