株価指数先物【昼のコメント】NT倍率は14.21に低下、NTショートでのスプレッド狙いのスタンス

市況
2020年9月18日 12時14分

日経225先物は11時30分時点、前日比100円高の2万3200円(+0.43%)前後で推移している。米国市場はNYダウナスダックともに下落となっていたが、寄り付きは2万3220円とシカゴ先物清算値(2万3210円)を上回って始まり、現物の寄り付き直後には2万3240円をつけている。買い一巡後はこう着感の強い相場展開となる中、ソフトバンクグループ <9984> 、KDDI <9433> などの弱い動きが重荷となり、前場半ばには2万3130円まで上げ幅を縮める場面もみられた。ただし、下値の堅さが意識されており、前引けにかけては2万3200円を回復している。

なお、前引けのTOPIXは0.22%の上昇だった。そのため、後場は日銀のETF買い入れによる需給面での下支えはないだろう。4連休を前に積極的にはポジションを積み上げづらく、こう着感の強い展開が続くことになりそうだ。ソフトバンクグループの弱い値動きが日経平均株価の重荷になるだろうが、一方で東証1部の値上がり数が6割を占めており、TOPIX型の強さが意識されやすい。NT倍率は先物中心限月で14.21まで低下してきており、バリュー株へのシフトを想定した流れに向かいやすい。

こう着感の強い相場展開が続くことから、ポジションを傾ける流れはなく、基本的にはロングショートでのスプレッド狙いとなる。米国ではテクノロジー株の不透明な状況が続いていることもあり、バリューシフトを想定したNTショートでのスプレッド狙いのスタンスになりそうだ。新政権に対する期待感からも日本への資金流入が意識されやすいため、TOPIXに比重を置いた戦略が有効だろう。

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