<動意株・18日>(大引け)=HUグループ、GW、リニカルなど

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2020年9月18日 15時04分

H.U.グループホールディングス<4544>=後場急上昇。午後2時ごろ、未定としていた21年3月期の連結業績予想を発表しており、売上高2000億~2200億円(前期比6.0%~16.6%増)、営業利益140億~185億円(同40.9%~86.1%増)と大幅営業増益を見込むとしたことが好感されている。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、4月から5月にかけてCLT(受託臨床検査)事業の検査受託数が大幅に減少したが、6月以降は検査受託数が前年並みの水準で推移していることに加えて、新型コロナウイルス関連検査の受託数の増加および高感度抗原検査試薬/迅速抗原検査キットの売り上げが寄与したことが業績を牽引する。なお、今後のコロナ関連検査の受託動向および高感度抗原検査試薬/迅速抗原検査キットの普及度合いがまだ不透明であることから、レンジ予想にしたという。

グローバルウェイ<3936>=ストップ高。午後1時ごろ、同社グループのスイス・タイムチケット社が手掛ける仮想通貨「タイムコイン」が、11月11日に暗号資産取引所「ビットフォレックス」(香港)に上場すると発表しており、これが好感されているようだ。タイムコインは、タイムチケット社が開発中のブロックチェーン上で稼働するシェアリングエコノミー基盤サービス「タイムコイン・プロトコル」で決済に利用できる仮想通貨。なお、同件による21年3月期業績に与える影響は軽微としている。

リニカル<2183>=一時ストップ高。前引け後に、北里研究所(東京都港区)と、イベルメクチンの新型コロナウイルス感染症に対する適応追加を目指した医師主導治験についての治験業務委託契約を締結したと発表しており、これが好感されている。なお、イベルメクチンは、2015年のノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智北里大学特別栄誉教授が発見したマクロライド系抗生物質。動物薬として寄生虫駆除に用いられるほか、オンコセルカ症(河川盲目症)やリンパ系フィラリア症など寄生虫感染症薬として用いられている。また、以前から各種のウイルスに対する抗ウイルス作用が示されており、今回新たに新型コロナウイルスにおける増殖抑制効果が示され、北里研究所北里大学大村智記念研究所でも同様の効果が確認されているという。

トレンダーズ<6069>=続伸。5日移動平均線を絡め上値指向の強い展開を続けている。8月19日に上ヒゲでつけた戻り高値785円奪回を視野に入れる展開にある。インスタグラムなどを活用し美容など女性に特化したマーケティング支援ビジネスを展開する。17日取引終了後、保有する営業投資有価証券の売却に伴い、21年3月期上期に売却益1億円を営業利益に計上することを発表、これによる収益押し上げ効果を手掛かり材料に物色人気が高まった。

プロルート丸光<8256>=反発。17日の取引終了後、産業医を選任している企業や医療機関などに販売を行っている新型コロナウイルスIgG/IgM抗体検出キットに関して、初回仕入れ分の5万個を完売したと発表しており、これが好感されている。既にリリースを行っている協力会社のほか、大口の受注があった事業法人や医療機関、一般社団法人などに販売したとしており、これまで同社が主な取引先としてきた衣料小売店以外の新規取引先を多数開拓することができたという。なお、21年3月期第2半期以降に売り上げ及び利益計上が見込まれるが、業績に与える影響は現在精査中としている。

エイジア<2352>=新値街道復帰。同社は17日取引終了後、21年3月期上期(4~9月)の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の1億円から1億5000万円(前年同期比17.1%減)に大幅増額しており、これを材料視する買いを呼び込んでいる。同社はクラウド型販売支援ソフトの開発・販売などを手掛けるが、クラウドサービス中心にアプリケーション事業が好調で会社側の想定を上回る見通し。

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出所:MINKABU PRESS

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