「妙味株」一本釣り!スペシャル4連弾(3) ─ 東洋合成 <連休特別企画>

注目
2020年9月21日 9時00分

●東洋合成 <4970>

【目標株価】1万円(18日終値7280円)

「EUV需要で再増額観測も」

東洋合成工業 <4970> [JQ]に注目したい。半導体や液晶で使われる感光性材料などを手掛け、世界的にも高シェアを誇っている。特に、先端半導体向け感光材が伸びており、業績は拡大基調にある。

市場の関心を集めているのが、次世代露光技術EUV(極端紫外線)用のフォトレジスト向け感光性材料だ。同社はEUV向け感光材料などの量産実績で他社に先行している。半導体の微細化が進むなか5Gスマートフォンの生産などで、EUV技術は本格的な導入が見込まれている。半導体受託生産会社(ファウンドリー)最大手の台湾・TSMCのほか、韓国のサムスン電子など有力企業は今後、EUV投資を積極化させるとの見方が多い。

こうしたなか、同社は8月7日に21年3月期の業績予想の増額修正を発表し、営業利益は従来予想の18億円から19億5000万円に修正した。EUVなどを含む先端半導体用の感光材や高純度合成溶剤製品などの販売が好調に推移している。同社の今3月期の同利益は、市場では25億円(前期比14.5%増)前後へ再増額修正され、最高益を更新するとの見方が出ている。また、市場では22年3月期の同利益は34億円前後、23年3月期は同40億円前後と連続大幅増益が予想されている。

株価は7月に1万450円の最高値をつけた後、調整局面にあるがこの押し目は絶好の拾い場だ。先行き1万円奪回からの一段高が見込める。

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