「妙味株」一本釣り!スペシャル4連弾(4) ─ ケアネット <連休特別企画>
●ケアネット <2150>
【目標株価】3300円(18日終値2741円)
「医療ICTのリード役、株価は本格切り返しへ」
ケアネット <2150> [東証M]は目先リバウンド期待が高まっている。8月27日に3120円の実質上場来高値を形成した後は調整を余儀なくされていたが、13週移動平均線との上方カイ離修正を経て再び買いの厚みが増している。医療向け情報サイトを運営し、製薬メーカーの営業支援業務のほか動画配信による講演や医師向け教育コンテンツなども展開、強固なビジネスモデルを構築し16年12月期以降、前期まで4期連続で増収・大幅営業増益が続いている。市場でテーマ化する医療ICT(ヘルステック)関連の有力株として改めて注目場面が訪れそうだ。
新型コロナウイルスの感染拡大を背景に製薬会社の営業オンラインシフトが鮮明となっている。マーケティングは従来の対面型の講演会からWebを活用した講演会への移行が加速する状況にあり、同社の活躍機会が増えている。ここで積み重ねた実績はアフターコロナでも生かされることになり、中期成長力を後押しする形となりそうだ。
同社が展開する医学情報サイト「ケアネット・ドットコム」の医師会員数は9月1日時点でついに17万人を突破した。厚生労働省調査によると昨年12月現在の日本の医師総数は32万7000人あまりで、既に医師の2人に1人以上が同社サービスを利用していることになる。足もとの業績も好調だ。20年1-6月期は売上高が前年同期比35%増の18億4500万円、営業利益が同94%増の4億6100万円と急拡大した。通期計画の6億2400万円に対する進捗率は上期の段階で約74%に達している。
株探ニュース