上方修正“先回り”、21年2月期【業績上振れ】候補リスト <成長株特集> (訂正)
※タイトルと本文に誤りがありましたので、訂正します。
訂正前:20年2月期
訂正後:21年2月期
本特集では、今週から本格化する2月期決算企業の21年2月期上期(3-8月)決算発表を前に、第1四半期業績が好調で上期計画に対する進捗率が高く、上方修正する可能性が高い企業を探った。
下表では、時価総額40億円以上の銘柄を対象に、3-5月期(第1四半期)の経常利益が前年同期比で増益もしくは黒字浮上した銘柄をピックアップ。さらに、第1四半期経常利益の通期計画に対する進捗率が35%以上、かつ同進捗率が過去5年平均を5ポイント超上回る、といった条件を満たした20社を選び出し、進捗率が大きい順に記した。
なかでも、前期に上期決算発表と同時に通期計画を上方修正した、テラスカイ <3915> は今年も有力だ。足もとの業績は旺盛なクラウド需要を追い風に絶好調で、第1四半期の経常利益は3.1億円(前年同期比66.1%増)と四半期ベースの過去最高を記録している。第1四半期実績だけで対通期計画進捗率は62.9%に達しており、上方修正する可能性は高いとみられる。
また、3-5月期経常利益の通期計画に対する進捗率が70%を超えている、セキチュー <9976> [JQ]、ケーヨー <8168> 、インターライフホールディングス <1418> [JQ]、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス <3222> 、テイツー <7610> [JQ]、スーパーバリュー <3094> [JQ]、ヤマザワ <9993> も業績上振れが濃厚視される。
このほか、コーナン商事 <7516> 、ジェーソン <3080> [JQ]、リテールパートナーズ <8167> 、ミスターマックス・ホールディングス <8203> 、ベルク <9974> 、PR TIMES <3922> 、メディアドゥ <3678> は3-5月期に四半期ベースの過去最高益を達成し、通期計画も最高益更新を見込む、いわゆる利益成長“青天井”銘柄としてもマークしておきたい。
┌ 対通期進捗率 ┐ ┌─ 経常利益 ─┐ 3-5月期 予想
コード 銘柄名 3-5月期 5年平均 通期計画 3-5月期 増益率 PER
<9976> セキチュー 189 49.7 280 529 108 64.3
<8168> ケーヨー 116 40.1 2400 2785 496 50.2
<1418> インタライフ 104 79.1 350 365 124 31.5
<3222> USMH 77.8 22.8 10200 7936 404 79.7
<7610> テイツー 77.8 25.9 740 576 723 13.7
<3094> スーパーV 77.2 58.6 993 767 黒転 9.9
<9993> ヤマザワ 76.8 32.2 1240 952 526 43.1
<3915> テラスカイ 62.9 16.1 507 319 66.1 30.0
<8287> MV西日本 61.9 10.5 3600 2229 黒転 181
<7516> コーナン 53.7 30.9 19200 10307 68.5 11.0
<3080> ジェーソン 51.0 33.8 1050 536 114 17.2
<8167> リテールPA 44.7 24.0 7000 3129 171 18.6
<8217> オークワ 44.1 9.4 4700 2071 3961 32.6
<9948> アークス 42.6 21.7 14800 6302 113 18.3
<8203> MrMax 42.3 25.2 3216 1361 114 14.8
<8198> MV東海 38.6 17.1 8200 3168 276 26.6
<9974> ベルク 37.9 22.5 11832 4485 108 20.6
<3922> PRTIME 36.8 25.3 753 277 38.5 49.5
<3678> メディアドゥ 36.7 20.2 2000 734 61.0 103
<7520> エコス 35.6 20.1 4500 1601 77.9 8.9
※経常利益の単位は百万円。
株探ニュース