株価指数先物【寄り前コメント】TOPIX優位の展開を想定、NTショートによるスプレッド狙いで対応

市況
2020年9月29日 7時40分

大阪12月限ナイトセッション

日経225先物 23380 +90 (+0.38%)

TOPIX先物 1649.5 +9.5 (+0.57%)

シカゴ先物 23380 +90

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

28日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックが上昇。ペロシ米下院議長がムニューシン財務長官と経済対策について協議を続けており、大統領選前に合意できる可能性はまだあると示唆したことが材料視された。S&P500種業種別指数はすべて上昇しており、銀行や自動車の強い動きが目立った。

シカゴ先物清算値(12月限)は大阪比90円高の2万3380円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比30円高の2万3320円で始まり、開始直後に2万3250円まで下げる場面もみられたが、米国市場の開始後は緩やかな上昇基調が続き、終了間際には2万3390円まで上げ幅を広げている。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好で、買い先行で始まることになりそうだ。米大統領候補によるテレビ討論会を控えており、買い一巡後はこう着感が強まると考えられるが、シカゴ先物水準での底堅さがみられるようであれば、権利行使価格の2万3375円と2万3500円のレンジに移行する。ショートカバーを誘う流れも意識されやすいだろう。

とはいえ、レンジ上限を上放れてくる展開は考えづらく、基本はレンジ内での推移である。ニューヨークでは新型コロナウイルス検査の陽性率が上昇していると伝わっていることも重荷となる。そのため、スタンスとしては日経225先物売り、TOPIX先物買いによるNTショートのポジションでのスプレッドを狙いたい。

なお、NTT <9432> は子会社のNTTドコモ <9437> を完全子会社にすると伝わっている。これを受けてNTTドコモはADRで30%程度上昇しており、TOPIXの押し上げ役となる。そのほか、米大統領候補によるテレビ討論会においてバイデン氏が優位になるようだと、バリュー株への資金流入が意識されやすいとみられることも、相対的にTOPIXの強さにつながりそうだ。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.