株価指数先物【昼のコメント】リバランス需給から、いったんNTロングにシフトするのも一考

市況
2020年9月29日 12時18分

日経225先物は11時30分時点、前日比150円高の2万3440円(+0.64%)前後で推移している。寄り付きは2万3390円とシカゴ先物清算値(2万3380円)にサヤ寄せして始まった。現物の寄り付き直後に2万3330円まで上げ幅を縮め、その後は2万3350円を挟んでこう着が続いたが、前場半ば辺りから強含む展開となり、前引け間際には23470円まで上げ幅を広げた。

なお、前引けのTOPIXは0.79%の下落だった。9月決算の配当落ちによる特殊要因が大きいが、これまでも配当落ちであっても0.50%を超える下落場面においては日銀のETF買い入れが実施されており、後場は需給面での下支えが思惑視されそうだ。日経平均株価は配当落ち分の145円程度を考慮すれば実質プラス圏であり、強い展開である。ソフトバンクグループ <9984> やファーストリテイリング <9983> 、東京エレクトロン <8035> 、ファナック <6954> といった指数インパクトの大きい値がさ株が堅調に推移して日経平均を支えており、売り方は手掛けづらいだろう。

NT倍率は先物中心限月で14.18に低下しており、安いところでは14.14まで低下している。NTTドコモ <9437> がストップ高を付けており、TOPIXを押し上げた型。ただし、ストップ高のため、これ以上のインパクトは限られることから、8月28日安値の14.13割れはなさそうである。米大統領候補によるテレビ討論会を控えており、後場はこう着感が強まりやすいと考えられる。また、テレビ討論会でのトランプ氏の支持率逆転といった可能性も意識されやすく、リバランスも入りやすいだろう。いったんNTロングにシフトするもの一考であろう。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.