注目銘柄ダイジェスト(前場):しまむら、HPCシステムズ、NTTドコモなど

市況
2020年9月29日 12時02分

神戸物産<3038>:5820円(+160円)

大幅反発。前日に8月の月次動向を発表している。売上高は前年同月比12.1%増と2ケタ増基調を継続、経常利益は為替差益なども寄与して同29.6%増と高い伸びとなっている。冷凍果物や冷凍野菜が好調だったほか、国内グループ工場で製造している「徳用ウインナー」「ポテトサラダ」なども好調推移となっているもよう。堅調推移を確認で安心感、リバウンドの動きを強める流れとなっている。

ベルトラ<7048>:557円(+21円)

大幅に反発。三菱UFJ銀行から5億円の資金を借り入れたと発表している。新型コロナウイルスの影響長期化に対する備えとして手元資金を厚くし、経営の安定性を高めることが目的。借入金利はTIBOR+スプレッドで、返済期日は21年3月30日。資金借り入れが好感されていることに加え、ベルトラ株は75日移動平均線を下値に底堅く推移しており、自律反発期待も買いを支えているようだ。

あさひ<3333>:1787円(-88円)

大幅反落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は60.8億円で前年同期比60.3%増益となった。従来予想を大幅に上回る着地となり、通期予想は従来の43.6億円から60.0億円にまで上方修正。「密」を避けるための移動手段として自転車需要が高まり、売上高が想定以上に拡大しているようだ。第1四半期は同6.0%の減益であった。ただ、6月以降の月次売上急拡大は明らかになっていたため、短期的な出尽くし材料と捉えられる形に。

しまむら<8227>:10520円(+940円)

急騰。前日に上半期の決算を発表、営業利益は160億円で前年同期比11.3%増益となった。第1四半期は13億円の赤字であったが、6-8月期は173億円で同96.9%増になっている。会社計画、並びに市場コンセンサスを大幅に上回る着地で、ポジティブなインパクトにつながっている。通期計画は234億円から309億円、前期比34.4%増にまで上方修正、粗利益率の一段の改善を想定しているもよう。

NTTドコモ<9437>:3213円( - )

ストップ高買い気配。NTT<9432>が完全子会社化すると報じられている。NTTでは現在、66.2%を保有しており、残り約34%の株式をTOB実施によって取得する。投資額は4兆円超になるとみられ、買収規模は国内企業に対するTOBとしては過去最大になるようだ。本日にも正式決定とみられ、TOB価格などは具体的にされていないが、一般的な3割程度のプレミアム付与を期待する動きが優勢になっている。

HPCシステムズ<6597>:2506円(+137円)

急伸。自社製品のタブレット端末「EDGE-PAD104C」がライフコーポレーション<8194>が展開するスーパーマーケットチェーン「ライフ」各店舗の業務用タブレット端末として採用されると発表している。採用にあたっては、各店舗での業務効率向上を実現するためライフ仕様にカスタマイズしたという。スーパー店舗への採用が今後も増加すれば、利益拡大に寄与するとの期待から買いが入っているようだ。

ブリッジ<7039>:2993円(-27円)

一時大幅高。インサイドセールスをAIで支援するツール「SAIN」の利用が拡大し、大手IT情報・通信業、ソフトウェア開発・販売業、金融業など利用社数が22社に達したと発表している。テレワークの導入が広がりつつあるなか、法人営業の現場で電話やeメール、オンライン会議ツールを活用して非対面で商談を行うインサイドセールスの需要が急速に高まっているという。なお、株価は朝高後、マイナスに転じている。

《ST》

提供:フィスコ

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