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2020年10月3日 10時00分
市況

富田隆弥の【CHART CLUB】 「激動の1週間、10月は堅調相場に期待」

◆慌ただしい一週間だった。NTT <9432> がNTTドコモ <9437> の完全子会社化を発表、楽天 <4755> は月額2980円の5Gサービスプランを発表し、キオクシアが上場延期を決めた。公示地価と日銀短観の発表があり、米国では大統領候補によるあの醜い討論会。日経平均株価は29日の中間配当落ちをすぐに取り戻したと思いきや30日の後場に急落、そして10月1日に東京証券取引所のシステムダウンで全銘柄が終日売買停止。穏やかだったのは中秋の名月だけだ。

◆売買を停止させた東証への風当たりが強まるのは当然だろう。影響を受けた投資家の損失問題もさることながら、グローバル金融マーケットとしての東京市場の信頼度低下が懸念される。民間企業でありながら証券取引をほぼ独占する状態の弊害を問われても仕方なく、「取引所改革」や「取引所分割構想」を検討すべき時が訪れているのではないか。

◆SBIホールディングス <8473> の北尾社長はデジタル証券取引所を大阪・神戸地区に設立し、次世代金融のハブとなる国際金融センターへ発展させる構想を明らかにしている。すでに大阪府や政府との連携も開始しているというから、東証を通さずに株式を売買できる時代が訪れるのもそう遠いことではないかもしれない。

◆さて、9月に調整していたNYダウ平均ナスダック指数が9月25日から上昇に転じ、割り込んだ25日移動平均線を捉えてきた(9月30日現在)。11月3日の大統領選がポイントになるが、NYダウ、ナスダックが25日移動平均線をクリアするなら、売り方の買い戻しを誘いながら9月序盤の高値(NYダウの9月3日高値は2万9199ドル)をうかがう可能性も出てこよう。

日経平均株価は9月30日に2万3185円引けと2万3000円台での膠着が続くが、米国株が堅調に推移するなら膠着を上放れて厚い節目の2万4000円台を試しにいくだろう。アベノミクス相場が始まった2013年以降、日本株の10月相場は堅調が目立つだけに期待したいところだ。

(10月1日 記、毎週土曜日に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

株探ニュース

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