カンセキが反発、感染対策商品やDIY関連好調で21年2月期業績及び配当予想を上方修正
カンセキ<9903>が反発している。前週末2日の取引終了後、21年2月期の連結業績予想について、売上高を382億円から397億5800万円(前期比9.5%増)へ、営業利益を17億7000万円から24億2000万円(同38.8%増)へ、純利益を10億3400万円から14億6000万円(同43.8%増)へ上方修正したことが好感されている。
上期において、ホームセンター事業で感染対策としての殺菌消毒・衛生用品などに集中して購買が起きたほか、外出自粛要請に伴う消費者の在宅時間の増加からDIY関連商品や園芸用品の需要が高まったことが業績を牽引した。またWILD-1事業は、緊急事態宣言による休業要請指定業種になったことから休店を余儀なくされたが、要請解除後はアウトドア用品を中心に好調に推移したことも寄与した。
同時に、従来中間・期末各7円50銭の年15円を予定していた配当予想を中間・期末各10円の年20円に増額すると発表した。前期実績に対しては7円50銭の増配になる予定だ。