TSIHDは上場来安値を更新、未定としていた今期営業は大幅赤字見通し
TSIホールディングス<3608>は一時12.6%安の271円まで売られ、上場来安値を更新。前週末2日の取引終了後、従来未定としていた21年2月期通期の連結業績予想について、売上高1322億円(前期比22.3%減)、営業損益178億円の赤字(前期7000万円の黒字)と発表しており、これが嫌気されている。
同時に21年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表し、売上高562億7000万円(前年同期比31.2%減)、営業損益104億6900万円の赤字(前年同期1億6400万円の赤字)だった。緊急事態宣言の影響を受けて4月から5月上旬に多くの店舗が休業を余儀なくされたほか、その後の営業時間の短縮や消費者の外出自粛の影響による来店客数の減少などが主な要因としている。