明日の為替相場見通し=トランプ米大統領の病状経過に注視

通貨
2020年10月5日 17時09分

今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、引き続き新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領の病状の経過に注視しながらの展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=105円00銭~106円00銭。

トランプ米大統領が4日に入院先の病院周辺を車で回ったことなどが伝えられるなか、足もとでは投資家のリスク回避姿勢が和らいでおり、5日の東京市場ではドルの買い戻しが優勢だった。ただ、大統領選に向けた活動などは当面制約されるとみられ、再度リスクオフムードが広がる可能性もある。また、前週末に発表された米9月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を下回るなど、このところ低調な経済指標が散見されることから、今晩に発表される米9月ISM非製造業景況感指数の注目度も高い。市場では56.3程度(前回は56.9)が予想されており、その結果が市場心理を左右しそうだ。

出所:MINKABU PRESS

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