株価指数先物【昼のコメント】権利行使価格2万3500円と2万3750円辺りでのレンジ推移

市況
2020年10月9日 12時18分

日経225先物は11時30分時点、前日比30円安の2万3600円(-0.12%)前後で推移している。寄り付きは2万3660円とシカゴ先物清算値(2万3615円)を上回って始まり、現物の寄り付き直前には一時2万3720円まで上げ幅を広げている。ただし、現物の寄り付き後はじりじりと下押す流れとなり、前引け時には2万3590円と2万3600円を下回る場面もみられている。

SQ値は2万3724.23円となった。日経平均株価は寄り付き直後に2万3725.58円をつけており、幻のSQとはならなかったが、概ねSQ値に抑えられている形である。SQに絡んだ売買については、日経225型が若干の買い越しに対して、TOPIX型は売り越しだったと観測されている。SQに絡んだ商いによるインパクトは限られた形であるが、ファーストリテイリング <9983> の強い値動きが日経平均を下支えしている。SQ値が心理的な抵抗として意識されるほか、週末要因もあって様子見ムードも高まりやすく、権利行使価格2万3500円と2万3750円辺りでのレンジ推移が意識されよう。

なお、前引けのTOPIXは0.45%の下落であり、後場は日銀のETF買い入れに伴う需給面での下支えはなさそうだ。しかし、指数寄与度の大きいコア銘柄の一角に資金が向かっている状況であり、NT倍率は一時14.37まで上昇している。これまで上値抵抗線として意識されていた25日移動平均線を突破しており、今後は支持線として捉えられてくる可能性はある。日経225型優位の状況が続くとみられ、2万3500円に接近する場面においては、NTロングのポジションを取りつつ、日経225先物のロング比率を高める戦略は継続。

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