CTSが急動意、災害復旧・防災など国土強靱化でICT技術が脚光
シーティーエス<4345>が急動意。一時85円高の1008円と値を飛ばし、一気に4ケタ大台を回復した。上陸が警戒された台風14号は高気圧に北上を阻まれて南下し、きょう午前9時に小笠原近海で熱帯低気圧となったことが観測された。しかし、今後も日本列島は台風被害に対する懸念が拭えない状況にある。そうしたなか、災害復旧・防災など国土強靱化をテーマに建設業界はIT技術を活用したコンサルティング企業が重要なポジションを占めるとの認識が広がっている。同社は建設ICTの専門企業であり、クラウド・IoTサービスによって生産性を向上させるシステムや、導入から活用支援までトータルサポートする測量計測事業などを全国展開しており、関連有力株としてマーケットの視線が向いている。本社敷地を活用してネットワークカメラなどの映像機器やネットワーク環境を現場に似た屋外環境で検証可能とするDEフィールドラボなど、業界他社で類を見ない取り組みも注目を集めている。