東京株式(大引け)=61円安、薄商いのなか利益確定売りに押される

市況
2020年10月12日 15時40分

12日の東京株式市場は買い手控えムードが強く、薄商いのなか売りに押される地合いとなり、日経平均は2万3000円台で売りをこなした。

大引けの日経平均株価は前営業日比61円00銭安の2万3558円69銭と続落。東証1部の売買高概算は8億5007万株、売買代金概算は1兆7455億4000万円。値上がり銘柄数は815、対して値下がり銘柄数は1276、変わらずは88銘柄だった。

きょうの東京市場は買い手控えムードが強く目先利益確定売りに押されたが、下値を売り込むような動きもみられなかった。前週末の米国株市場ではNYダウやナスダック総合指数がいずれも3日続伸とリスクオン相場が継続しており、追加経済対策の成立は依然として不透明ながら景気回復期待を背景に上値指向を強めている。しかし、東京市場では全体商いが細るなか、上値を買い進む動きは限定的だった。今週から米国企業の決算発表が本格化することや、足もと外国為替市場で1ドル=105円40銭台までドル安・円高が進んでいることなども様子見ムードを助長した。業種別では空運株が高く、円高などを背景に自動車株が軟調。全体売買代金は1兆7000億円台と盛り上がりを欠いており、8月27日以来の低水準だった。

個別では、ソニー<6758>が軟調だったほか、トヨタ自動車<7203>も冴えない。安川電機<6506>が大きく売られ、ヤクルト本社<2267>も下値を試した。ファナック<6954>、HOYA<7741>なども軟調だった。ハイアス・アンド・カンパニー<6192>は急落、カーブスホールディングス<7085>も大幅に下落した。ベクトル<6058>、エスクロー・エージェント・ジャパン<6093>などの下げも目立った。吉野家ホールディングス<9861>も大幅安となった。

半面、ソフトバンクグループ<9984>が断トツの売買代金をこなし上昇、任天堂<7974>も買いが優勢。良品計画<7453>が堅調、ブイキューブ<3681>が買い人気を集めた。ライク<2462>が急騰、Orchestra Holdings<6533>も大きく上値を伸ばした。ジンズホールディングス<3046>が大幅高、ダントーホールディングス<5337>は一時ストップ高に買われた。ビックカメラ<3048>も物色人気となった。

出所:MINKABU PRESS

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