本日注目すべき【好決算】銘柄 ジェイリース、メディアドゥ、PRTIME (13日大引け後 発表分)

注目
2020年10月14日 7時01分

13日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ジェイリース <7187>   ★今期経常を5.1倍増益・最高益に上方修正

◆21年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の2000万円→3億円に15倍上方修正。新規申し込みや既存契約からの継続保証料が順調に推移するなか、独自のデータベースを活用した与信審査の強化のほか、政府主導の各種支援制度を顧客へ周知する施策や債権管理業務の強化策が奏功し、貸し倒れコストや債権管理業務コストが減少したことが寄与。

上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の1億5000万円→5億4000万円に3.6倍上方修正。増益率が42.9%増→5.1倍に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

インタライフ <1418> [JQ]  ★上期経常は5.7倍増益・通期計画を超過

◆21年2月期上期(3-8月)の連結経常利益は前年同期比5.7倍の5億5400万円に急拡大して着地。主力の工事事業で手持ちの案件が完工したほか、新規大型案件を獲得したことが寄与。原価の見直しや固定費の抑制に加え、不動産事業で不動産仲介案件が進んだことも利益拡大に大きく貢献した。

通期計画の3億5000万円をすでに58.3%も上回っており、業績上振れが期待される。

東武住販 <3297> [JQ]  ★6-8月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地

◆21年5月期第1四半期(6-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.2倍の1.3億円に急拡大して着地。不動産売買事業で自社不動産の販売件数が118件と前年同期比30件増加し、25.8%の大幅増収を達成したことが寄与。

上期計画の1.8億円に対する進捗率は77.2%に達しており、業績上振れが期待される。

メディアドゥ <3678>   ★今期経常最高益予想を40%上乗せ、配当は7.5円増配

◆21年2月期の連結経常利益を従来予想の20億円→28億円に40.0%上方修正。増益率が13.6%増→59.0%増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。巣ごもり消費の増加や紙本から電子書籍への移行の進展を追い風に電子書籍流通事業が伸長し、売上高が計画を10.4%も上回ることが利益を押し上げる。

業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は20.5円(前期は13円)実施する方針とした。

併せて、さらなる事業成長に向けて、新株予約権による100億円の資金調達を実施すると発表。

PRTIME <3922>   ★上期経常は一転83%増益で上振れ着地

◆21年2月期上期(3-8月)の経常利益(非連結)は前年同期連結比83.4%増の6.3億円に拡大し、従来の27.9%減益予想から一転して増益で着地。新型コロナウイルス関連やテレワーク関連などのプレスリリース配信が多くあったことに加え、緊急事態宣言解除後の6月以降にプレスリリース件数の成長率がコロナ禍以前の水準を回復したことが上振れの要因となった。

通期計画の7.5億円に対する進捗率は83.8%に達しており、業績上振れが期待される。

ダイト <4577>   ★6-8月期(1Q)経常は41%増益で着地

◆21年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比41.2%増の19.6億円に拡大して着地。自社開発のジェネリック医薬品、医療用医薬品における新薬や長期収載品の製造受託、一般用医薬品の販売が伸び、製剤部門が前年同期比4割近い大幅増収となったことが寄与。

通期計画の50億円に対する進捗率は39.3%に達しており、業績上振れが期待される。

古野電 <6814>   ★今期経常を一転30%増益に上方修正

◆21年2月期の連結経常利益を従来予想の20億円→35億円に75.0%上方修正。従来の26.0%減益予想から一転して29.5%増益見通しとなった。舶用事業、産業用事業の市況が想定を上回るペースで回復するうえ、無線LAN・ハンディターミナル事業では「GIGAスクール構想」に絡む需要が増加する。また、製品構成の良化などで上期の利益が計画を上回ったことも上振れの要因となる。

東宝 <9602>   ★今期経常を41%上方修正

◆21年2月期の連結経常利益を従来予想の110億円→155億円に40.9%上方修正。減益率が80.0%減→71.9%減に縮小する見通しとなった。主力の映画事業で「今日から俺は!!劇場版」「コンフィデンスマン JP プリンセス編」がヒットしたことなどが上振れの要因となる。

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