話題株ピックアップ【昼刊】:PRTIME、スノーピーク、東エレク

注目
2020年10月14日 11時39分

■ダイト <4577>  4,265円  +640 円 (+17.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位

ダイト<4577>が急騰。13日の取引終了後に発表した第1四半期(6~8月)連結決算が、売上高137億300万円(前年同期比17.5%増)、営業利益19億4700万円(同43.5%増)、純利益13億2100万円(同43.6%増)と大幅増益となったことが好感されている。原薬事業で、血圧降下剤原薬や消炎鎮痛剤原薬などのジェネリック医薬品向け原薬の販売が増加したほか、製剤事業で自社開発ジェネリック医薬品、医療用医薬品における新薬や長期収載品の製造受託、一般用医薬品などが好調に推移した。なお、21年5月期通期業績予想は、売上高475億円(前期比5.6%増)、営業利益49億5000万円(同7.6%減)、純利益34億円(同13.8%減)の従来見通しを据え置いている。

■PR TIMES <3922>  3,375円  +503 円 (+17.5%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率5位

PR TIMES<3922>がストップ高。13日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3~8月)単独決算は、売上高17億4100万円、営業利益6億3100万円、最終利益6億100万円で着地。前年同期は連結決算を開示していたため比較はないものの、会社資料によると売上高26.7%増、営業利益83.1%増となったほか、従来予想の営業利益2億5000万円を上回ったことが好感されている。新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う緊急事態宣言発令の影響で、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」の利用機会は一時的に減少したものの、「マスク」や「消毒液」など新型コロナウイルス関連やテレワーク関連などのプレスリリースの発信が多くあったことが牽引した。また、5月下旬に緊急事態宣言が全国的に解除されたことで、6月以降のプレスリリース件数がコロナ禍以前の成長率を取り戻していることも寄与した。なお、21年2月期通期業績予想は、売上高33億5700万円(前期比16.4%増)、営業利益7億5700万円(同49.2%増)、純利益7億700万円(同2.6倍)の従来見通しを据え置いている。

■スノーピーク <7816>  2,163円  +234 円 (+12.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位

スノーピーク<7816>が急反発、年初来高値を更新している。13日に発表した9月度の月次売上状況で、連結ベースの売上高が前年同月比31.2%増となり、高水準の伸びが続いていることが好感されている。国内外ともにアウトドアニーズが高まっており、全ての地域及び日本の全てのチャネルで前年実績を上回ったという。

■古野電気 <6814>  1,218円  +120 円 (+10.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位

古野電気<6814>が急反騰している。13日の取引終了後、21年2月期の連結業績予想について、売上高を790億円から820億円(前期比1.3%減)へ、営業利益を15億円から30億円(同24.4%増)へ上方修正し、一転して営業増益見通しになることを発表しており、これが好感されている。製品構成の変化などにより、想定以上に利益率が向上したことが業績を押し上げた。また今後の事業環境については、舶用事業及び産業用事業ともに当初想定を上回るペースでの市況回復が見込まれ、無線LAN・ハンディターミナル事業においては引き続き「GIGAスクール構想」に伴う需要の増加が期待されるとしている。なお、同時に発表した21年2月期上期(3~8月)の決算は、売上高392億7400万円(前年同期比8.7%減)、営業利益16億6700万円(同27.4%減)だった。

■イー・ガーディアン <6050>  3,670円  +155 円 (+4.4%)  11:30現在

イー・ガーディアン<6050>が5日移動平均線をサポートラインに一貫した上昇波を形成、きょうは160円高の3675円まで上値を伸ばし8月25日につけた年初来高値3630円をクリア、新値街道に突入した。AIを活用した投稿監視(ネットパトロール)のほか、広告審査代行や運用サポートなどが好調で収益に貢献している。会社側では「ここ急速に拡大傾向にある動画サービス市場に照準を合わせ、需要を取り込む方針」としている。同分野では動画監視特化型AIと人間の目視によるハイクオリティーなサービスで他社の追随を許さない。株価は2018年4月に4825円の上場来高値を形成しており、天井の高さも魅力となっているもよう。

■東京エレクトロン <8035>  29,465円  +720 円 (+2.5%)  11:30現在

東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置関連株が堅調な値動き。前日の米国株市場では半導体関連株は高安まちまちの展開だったが、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は小幅ながら5日ぶりに反落、最高値圏で上昇一服場面にある。東京市場では米国株市場と比較して半導体セクターの出遅れ感が顕著であり、その分、中期的な水準訂正余地も大きいとの見方がある。いすれも今月末に決算発表を控えており、その結果を見極めたいとの思惑はあるものの足もとは売り圧力が枯れており、株価に浮揚力が働いている。

■東宝 <9602>  4,495円  +35 円 (+0.8%)  11:30現在

東宝<9602>はしっかり。13日の取引終了後、21年2月期の連結業績予想について、売上高を1620億円から1650億円(前期比37.2%減)へ、営業利益を100億円から140億円(同73.5%減)へ、純利益を50億円から90億円(同75.4%減)へ上方修正した。この日は材料出尽くし感から売られる場面もあったが、下値には上方修正を評価する動きや、16日に公開される「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」への期待から買いが入っている。主力の映画事業で「今日から俺は!!劇場版」及び「コンフィデンスマンJP プリンセス編」のヒットにより、上期業績が当初予想を上回ったことに加えて、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う特例措置の適用を受けた雇用調整助成金などを助成金収入として特別利益に計上したことなどが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期累計(3~8月)決算は、売上高739億9100万円(前年同期比48.6%減)、営業利益70億9800万円(同78.8%減)、純利益37億9500万円(同83.4%減)だった。

■チームスピリット <4397>  2,290円  -393 円 (-14.7%)  11:30現在

13日に決算を発表。「今期経常は11%減益へ」が嫌気された。

チームスピリット <4397> [東証M] が10月13日大引け後(15:00)に決算を発表。20年8月期の連結経常利益は前の期非連結比19.7%増の2億9200万円に伸びたが、21年8月期は前期比11.0%減の2億6000万円に減る見通しとなった。

⇒⇒チームスピリットの詳しい業績推移表を見る

■ラクト・ジャパン <3139>  3,600円  -190 円 (-5.0%)  11:30現在

13日に決算を発表。「今期経常を3%下方修正」が嫌気された。

ラクト・ジャパン <3139> が10月13日大引け後(15:00)に決算を発表。20年11月期第3四半期累計(19年12月-20年8月)の連結経常利益は前年同期比5.8%増の22億円に伸びた。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の30億円→29億円(前期は27.4億円)に3.3%下方修正し、増益率が9.2%増→5.6%増に縮小する見通しとなった。

⇒⇒ラクト・ジャパンの詳しい業績推移表を見る

■アークス <9948>  2,430円  -91 円 (-3.6%)  11:30現在

アークス<9948>が続落。13日取引終了後、21年2月期連結業績予想の増額修正を発表したが、いったん材料出尽くし感からの売りが膨らんでいる様子だ。売上高は5300億円から5450億円(前期比5.0%増)に見直したほか、営業利益は132億円から155億3000万円(同28.1%増)、純利益は85億円から103億円(同49.9%増)へ増額修正した。同社は北海道最大の食品スーパーで、東北地方にも展開。新型コロナウイルス感染拡大による内食需要の高まりで、スーパーマーケット子会社の売上高が伸びたことなどが収益に寄与した。

■三菱UFJ <8306>  420.4円  -7.2 円 (-1.7%)  11:30現在

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが軟調。米大手金融機関の決算発表が相次ぐなか、前日の米国株市場では決算内容は悪くないものの株価面では目先出尽くし売りの動きが表面化しており、金融セクターの下げが全体相場の地合いを悪くしている。米長期債利回りも足もと0.73%まで水準を切り下げるなど再び低下基調にあり、東京市場でも米国事業を展開するメガバンクは売りが先行しやすい環境にある。

■トヨタ自動車 <7203>  6,927円  -103 円 (-1.5%)  11:30現在

トヨタ自動車<7203>が寄り後下げ幅を拡大しているほか、SUBARU<7270>やホンダ<7267>なども下値を試す展開で自動車株が総じて軟調な値動き。きょう前場取引時間中に外国為替市場でドル売り・円買いの動きが強まり、足もとでは1ドル=105円30銭近辺の推移と円高に振れている。これが、輸出採算悪化の思惑を呼び自動車セクターには逆風となっている。また、米中摩擦に絡む報道は米大統領選を前に一時的に棚上げされているような状況にあるが、市場関係者によると「仮にバイデン候補が勝利した場合に、対中経営が企業としてはやりやすくなるという思惑がある一方、政治的には米国との関係で日本の立ち位置が弱くなるという見方もあり、目先的に買いポジションを高めにくい」(ネット証券ストラテジスト)という指摘も出ている。

■サノヤスHD <7022>  205円  +39 円 (+23.5%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率2位

サノヤスホールディングス<7022>が一時ストップ高。13日の取引終了後、21年3月期第3四半期に投資有価証券売却益36億3900万円を特別利益として計上すると発表しており、これが好材料視されている。

■ジェイリース <7187>  895円  +150 円 (+20.1%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率3位

ジェイリース<7187>がストップ高カイ気配となっている。13日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を73億円から74億円(前期比9.7%増)へ、営業利益を2億円から5億8000万円(同3.7倍)へ、純利益を8000万円から3億6000万円(同15.0倍)へ上方修正したことが好感されている。上期において、オンライン活用をはじめとする非対面営業や顧客ニーズへの対応などの強化策が奏功し、新規申し込みや既存契約からの継続保証料などが順調に推移したことが要因という。また、独自のデータベースを活用した与信審査の強化や住居確保給付金をはじめとする政府主導の各種支援制度を顧客へ周知する施策、更に債権管理業務の強化策なども寄与する。

■アクセスHD <7042>  1,038円  +150 円 (+16.9%) ストップ高   11:30現在

アクセスグループ・ホールディングス<7042>はストップ高の1038円に買われている。13日の取引終了後、子会社アクセスネクステージがエイトレント(東京都品川区)と業務上の提携を行い、新たな事業としてレンタル事業を開始すると発表しており、これが好材料視されている。今回の提携は、アクセスネクステージが得意とする就活・進学イベントやオープンキャンパス、入学試験などでの活用のほか、内定・入社・入学・卒業式や集合研修での会場設営、入社・入学・転勤に伴う生活家具や家電ニーズへの対応、オフィス移転、イベントにおける感染対策や分散会場の準備、Web説明会などのオンライン企画に必要な機材の整備など、アクセスネクステージの事業との親和性の高い商材やサービスを更に拡充することが目的。これに伴い、アクセスネクステージはエイトレントと包括的な卸レンタル契約を締結し、エイトレントが取り扱うレンタル品を借り入れ、クライアントに転貸するとしている。

●ストップ高銘柄

シライ電子工業 <6658>  407円  +80 円 (+24.5%) ストップ高   11:30現在

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

WT天然ガス <1689>  1円  -1 円 (-50.0%) ストップ安   11:30現在

以上、1銘柄

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