株価指数先物【昼のコメント】NTロングから徐々に日経225先物のロング比率を高める戦略を継続

市況
2020年10月14日 12時22分

日経225先物は11時30分時点、前日比20円高の2万3610円(+0.08%)前後で推移している。寄り付きは2万3530円とシカゴ先物清算値(2万3515円)を若干上回って始まると、現物の寄り付き以降は2万3500円から2万3550円辺りでの推移に。2万3500円での底堅さが意識されるなか、グローベックスの米株先物の底堅い値動きも支援材料となり、前場終盤にかけて強含む形から前引け直後には2万3620円と上昇に転じている。

米株安は改めて嫌気される要因ではなく、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食いが先行したが、その後は底堅さが意識されている。また、「ブランク・チェック・カンパニー」と呼ばれる特別買収目的会社(SPAC)の計画が伝わったソフトバンクグループ <9984> が寄り付き後にじりじりと上げ幅を広げたほか、東京エレクトロン <8035> 、ファーストリテイリング <9983> 、エムスリー <2413> といった日経平均株価に対する寄与度の大きいコア銘柄の上昇によって、先物市場での買い戻しに向かわせている。

なお、前引けのTOPIX先物は0.51%の下落であり、後場は日銀のETF買い入れに伴う需給面での下支えへの思惑も高まりやすく、ショートカバーを誘う動きが意識されそうである。日経225先物は権利行使価格2万3500円と2万3625円とのレンジで推移しており、後場もこの水準での推移が見込まれる。しかし、2万3625円レベルでの攻防が続くようだと、その上の権利行使価格である2万3750円を意識したトレンドが出やすくなるため、一段の上昇には備えておきたいところである。

また、NT倍率は一時14.39まで上昇している。同水準は8月以降の上値抵抗レベルであり、いったんは跳ね返されやすい水準となろう。ただし、この水準を明確に上放れてくるようだと、上へのトレンドが強まりやすく、日経225型優位の状況が続くとの見方からNTロングのポジションを取りつつ、徐々に日経225先物のロング比率を高める戦略を継続しておきたい。

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