株価指数先物【寄り前コメント】アルゴ発動を意識しつつNTロングによるスプレッド狙いは継続

市況
2020年10月19日 7時53分

大阪12月限ナイトセッション

日経225先物 23530 +120 (+0.51%)

TOPIX先物 1626.0 +10.0 (+0.61%)

シカゴ先物 23515 +105

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

16日の米国市場はNYダウ、S&P500が上昇する一方で、ナスダックが下落。9月小売売上高や10月ミシガン大消費者信頼感指数速報値の予想を上回る改善が材料視されたが、経済対策がまとまらなかった場合の影響が警戒視されたほか、ハイテク株を中心に利益確定の売りがみられ上値の重荷となっている。

シカゴ先物清算値(12月限)は大阪比105円高の2万3515円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比20円高の2万3430円で始まり、開始後には2万3380円まで下げる場面がみられた。その後は2万3410円から2万3440円辺りでの推移が続いていたが、米国市場の取引開始後には強い値動きをみせており、一気に2万3560円まで上昇。その後は2万3500円から2万3550円辺りでの推移が続き、2万3530円で取引を終えた。

欧州で新型コロナウイルスの感染再拡大が警戒視されていたが、週末の欧州市場は総じて反発をみせており、ショートカバーに向かわせたようだ。先週末は売りアルゴ発動により2万3500円を割り込んで取引を終えているが、海外市場の反発もあり、引き続き2万3500円を固める動きが意識されそうだ。もっとも、欧州での新型コロナ再拡大やワクチン・治療薬に関した報道に振らされやすい需給状況である。そのため、積極的にはポジションを傾けづらい状況は変わらないだろう。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好からショートカバーが先行しそうだが、買い一巡後は2万3500円レベルでの攻防になりそうだ。また、アルゴリズムのトレードが発動しやすい需給状況であることは意識しておきたい。NT倍率は先物中心限月で14.48まで上昇してきており、引き続きNTロング(日経225先物買い、TOPIX先物売り)によるスプレッド狙いになりそうだ。先週末のファーストリテイリング <9983> の大幅上昇に伴うインパクトは期待できないが、商いが膨らみづらいこう着相場においてはコア銘柄に資金が集中しやすく、NTロングのポジションを積み増すスタンスは継続である。

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