東京株式(大引け)=260円高、日米の経済対策への期待感で反発

市況
2020年10月19日 15時41分

19日の東京株式市場はリスクを取る動きが優勢となり、商い低調ながら先物を絡め日経平均株価は2万3000円台後半に水準を切り上げた。

大引けの日経平均株価は前週末比260円50銭高の2万3671円13銭と3日ぶり反発。東証1部の売買高概算は8億6259万株、売買代金概算は1兆6853億2000万円。値上がり銘柄数は1811、値下がり銘柄数は314、変わらずは55銘柄だった。

きょうの東京市場は、模様眺めムードは拭えないものの朝方から一貫してリスク選好の流れとなった。前週末の米国株市場ではNYダウが反発に転じたが、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は4日続落と軟調。これを受けて東京市場でも積極的な買いは見込みにくい地合いが予想されたが、実際は取引開始直後から上値指向を鮮明とした。民主党のペロシ下院議長が経済対策の協議期限を20日に設定したと伝わったことで、それまでに経済対策がまとまることへの期待が米株先物の上昇に反映され、東京市場も先物への買い戻しを絡め上昇基調を強めた。東証1部全体の8割を超える銘柄が高くなったが、売買代金は1兆6000億円台にとどまり、8月26日以来の低水準となった。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が高く、ソニー<6758>も商いを伴い上昇した。任天堂<7974>、トヨタ自動車<7203>も堅調。ファナック<6954>が買い優勢、村田製作所<6981>、レーザーテック<6920>なども値を上げた。ジーンズメイト<7448>、エスケイジャパン<7608>がストップ高に買われ、フィル・カンパニー<3267>も急伸。キャリアリンク<6070>、セラク<6199>、デジタル・インフォメーション・テクノロジー<3916>なども値を飛ばした。

半面、富士フイルムホールディングス<4901>が軟調、ブイキューブ<3681>も冴えない。ベイカレント・コンサルティング<6532>が値を下げ、テラスカイ<3915>も下値を売り込まれる展開に。サイバーリンクス<3683>が大幅。理研ビタミン<4526>、スカラ<4845>が急落したほか、日本エアーテック<6291>、IDOM<7599>なども売られた。

出所:MINKABU PRESS

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