日経平均は反落、一時プラス浮上も薄商いで戻り鈍く/相場概況

市況
2020年10月20日 15時57分

日経平均は反落。19日の米国市場でNYダウは反落し、410ドル安となった。追加経済対策での与野党合意への期待から上昇して始まったが、新型コロナウイルス感染者数の増加などが懸念され、経済対策の合意は遠いとの観測も伝わって売りが広がった。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで83円安からスタート。朝方は時間外取引でのNYダウの上昇とともにプラス圏へ浮上する場面もあったが、引き続き様子見ムードが強かったため戻りは鈍く、後場に入るとアジア株安が重しとなってやや下げ幅を広げた。

大引けの日経平均は前日比104.09円安の23567.04円となった。東証1部の売買高は9億2369万株、売買代金は1兆7349億円だった。業種別では、陸運業、鉱業、パルプ・紙が下落率上位で、その他も全般軟調。小売業と海運業の2業種のみ小幅に上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の73%、対して値上がり銘柄は24%となった。

個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>や任天堂<7974>がさえない。ファーストリテ<9983>は小幅に下落。新型コロナの影響を受けやすい業種の軟調ぶりが目立ち、JR東<9020>、JR西<9021>といった陸運株や、Jフロント<3086>、高島屋<8233>といった百貨店株が軒並み4%超下落した。また、Gunosy<6047>は一部証券会社の投資判断引き下げを受けて東証1部下落率トップとなった。一方、ソニー<6758>が堅調で、東エレク<8035>は小幅に上昇。良品計画<7453>は商いを伴って7%を超える上昇となった。上期の業績上振れを発表した大東建<1878>や、7-9月期業績観測が報じられた東海カ<5301>は好感した買い優勢。中小型株ではオンライン会議システムのブイキューブ<3681>が賑わい、サイバリンクス<3683>は東証1部上昇率トップとなった。

《HK》

提供:フィスコ

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