株価指数先物【寄り前コメント】2万3500円レベルでこう着も、2万4000円意識したヘッジ対応の買いは入りやすい

市況
2020年10月22日 7時56分

大阪12月限ナイトセッション

日経225先物 23550 -100 (-0.42%)

TOPIX先物 1629.0 -9.5 (-0.57%)

シカゴ先物 23550 -100

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

21日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックが下落。引き続き経済対策の行方を睨んだ相場展開となっており、交渉進展との見方で上昇する場面もみられたが、一方で慎重な声も伝わっており、引けにかけて弱含む展開になった。ムニューシン財務長官とペロシ下院議長による再協議が22日に行われる。なお、地区連銀経済報告(ベージュブック)では、成長ペースはごくわずかながら緩やかに拡大が続いていることが明らかになった。

シカゴ先物清算値(12月限)は大阪比100円安の2万3550円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比60円安の2万3590円で始まり、その後は2万3510円まで下げ幅を広げる場面もみられた。ただし、2万3500円は割り込まずに底堅さが意識されており、米国市場の取引開始後には2万3600円まで下げ幅を縮めている。その後は2万3530円から2万3590円辺りでの推移が続き、2万3550円で取引を終えている。

米国市場は経済対策を巡る交渉の行方を睨んだ相場展開のなか、報道などに振らされる展開が続いており、22日の再協議を待つ形になりそうだ。本日のところは一気に進展するとは考えづらく、東京市場においてもこう着感の強い展開が見込まれる。もっとも、2万3500円での底堅さが意識されており、エネルギーが溜まっていることから2万4000円を意識したヘッジ対応の買いは入りやすい。押し目を積極的に買う流れというよりはショート筋の買い戻しが中心であろう。

昨日は上昇傾向にあったNT倍率が直近の14.50から一時14.38まで低下しており、NTの巻き戻しの動きがみられた。ファーストリテイリング <9983> 、ソフトバンクグループ <9984> など指数インパクトの大きい値がさの一角を売る形であり、本日も同様の動きが続くか見極めたい。ただし、リバランスが続くとみるよりは、2万4000円を意識したスタンスのなか、NT低下場面ではNTロング(日経225先物買い、TOPIX先物売り)によるポジションを積み増し、スプレッド狙いを継続しておきたい。

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