「ESG投資」が18位にランクイン、日本生命が21年から全資産運用でESG考慮<注目テーマ>

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2020年10月23日 12時21分

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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ESG投資」が18位にランクしている。

ESGとは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)の頭文字を合わせたもので、例えば「E」は地球温暖化対策、「S」は女性従業員の活躍、「G」は取締役の構成などが挙げられる。ESG投資とは投資の際にこれらの観点への取り組みを考慮した投資を表しているが、今回の注目度の上昇は、日本生命保険が2021年から、全運用資産でESGの観点を考慮した運用に乗り出すと複数のメディアで報じられたことがきっかけとなっているようだ。

世界のESG投資額の統計を集計している国際団体のGSIA(世界持続可能投資連合)が隔年で発表している「Global Sustainable Investment Review」によると、世界のESG投資額は16年の22兆8900億ドルから18年には30兆6830億ドルへ増加した。日本でも4740億ドルから2兆1800億ドルへと急拡大したが、それでも全体の1割に満たないのが現状だ。

日本でESG投資への関心が高まったのは、15年に世界最大の機関投資家であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がESG投資を提唱する責任投資原則(PRI)に署名したことがきっかけで、これを受けて運用資産全体に占めるESG投資の割合は3.4%から18.3%に伸びた。もっとも、欧州の48.8%や米国の25.7%に比べてまだ水準は低い。GPIFでは17年10月に投資原則を改め、株式にとどまらず、債券など全ての資産でESGの要素を考慮した投資を進めるとしていることから、伸びしろの大きさを期待する向きもある。

この日の関連銘柄では、目立った動きは少ないものの、中外製薬<4519>、ブリヂストン<5108>、リコー<7752>などが高い。

出所:MINKABU PRESS

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