株価指数先物【寄り前コメント】2万3500円での底堅さは継続、短期的なショートの場面ではカバー狙いのロングで対応

市況
2020年10月26日 7時48分

大阪12月限ナイトセッション

日経225先物 23560 +70 (+0.29%)

TOPIX先物 1624.5 +2.5 (+0.15%)

シカゴ先物 23550 +60

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

23日の米国市場はNYダウが下落する一方で、S&P500、ナスダックが上昇。10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が昨年1月以来の高水準となったことが材料視されたが、追加景気対策の早期合意期待が後退したことが嫌気された。しかし、NYダウは下落となったが後場に入りハイテク株が買われており、ナスダックは上昇している。

シカゴ先物清算値(12月限)は大阪比60円高の2万3550円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比40円高の2万3530円で始まり、その後2万3580円まで上げ幅を広げる場面がみられたが上値は重く、2万3540円から2万3580円辺りでの狭いレンジでの推移が続いた。米国市場が弱含む場面では2万3500円まで下げたが、引けにかけて強含む形となり2万3560円で取引を終えた。

追加景気対策について最終的には11月3日の大統領選挙前の法案通過は厳しいとの見方がコンセンサスとなろうが、大統領選挙を来週に控えるなかで、追加景気対策を巡る報道により影響を受けやすいだろう。そのため積極的なポジションは取りづらく、2万3500円を支持線とした狭いレンジ内での短期的な売買が中心になりやすい。

先週は2万3500円を下回る場面がみられたが、早い段階でショートカバーが入り結果的に2万3500円は支持線として意識されている。週末の大統領候補による2回目のテレビ討論会においても開始直後にショートが振られたが、ランチタイム中にはカバーされていた。海外勢の推定建玉はショートに傾いているとみられショートを仕掛けてきやすいだろうが、カバーの早さから短期的には売られる場面では、その後のカバー狙いのロング対応になりそうだ。

また、NT倍率は先物中心限月で14.54まで上昇してきている。10月以降はNT倍率の上昇傾向が続いており、また指数寄与度の大きい値がさ株の需給状況が良好であるため、売り仕掛け的な動きでNT低下をみせたとしても、早い段階でカバーに向かわせよう。NTロング(日経225先物買い、TOPIX先物売り)によるスプレッド狙いは継続しておきたい。

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