株価指数先物【昼のコメント】狭いレンジ推移、ショートを仕掛ける動きに対して追随する動きは限定的

市況
2020年10月26日 12時14分

日経225先物は11時30分時点、前日比10円高の2万3500円(+0.04%)前後で推移している。寄り付きは2万3530円とシカゴ先物清算値(2万3550円)にサヤ寄せして始まった。現物の寄り付き直後に2万3560円まで上げ幅を広げるもナイトセッションの終値を超えられず。利食いに押され一時2万3500円を下回る場面がみられたが、概ね2万3500円から2万3560円でのレンジ内での推移が続いている。

東証1部の売買高は3億8000万株程度にとどまり、薄商いが続くなか現物市場においては個別に材料のある銘柄への物色に限られている。グローベックスの米株先物ではNYダウ先物は150ドル程度下げる場面もみられており、追加経済対策や大統領選挙を控えて様子見ムードが強い。ただ、NYダウ先物の下落を手掛かりに短期筋のショートを仕掛ける動きに対して追随する動きは限られているようである。

なお、前引けのTOPIXは0.17%の下落であり、後場は日銀のETF買い入れに伴う需給面での下支えは期待できない。日経225先物の2万3500円割れを仕掛けてくる動きが意識されやすいところであるが、ファーストリテイリング <9983> 、京セラ <6971> 、TDK <6762> などが、ソフトバンクグループ <9984> の下落影響を吸収している。

方向感がつかみづらい状況においては引き続きスプレッド狙いやレンジ内での売買が中心とみられるため、NTロング(日経225先物買い、TOPIX先物売り)のスタンスは継続。NT倍率は先物中心限月で14.50を挟んでの推移が続いているが、10月以降は上昇トレンドが継続している。

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