田岡化が続急伸、21年3月期業績見通しと配当予想の増額修正を好感
田岡化学工業<4113>が続急伸。28日の取引終了後、21年3月期の連結経常利益を従来予想の28億円(前期比3.3%増)から34億円(同25.5%増)に上方修正すると発表。従来の7期連続での過去最高益予想を更に上乗せする格好となり、これを評価する買いが入っている。
新型コロナウイルス感染症の影響によりゴム薬品と可塑剤が計画比で減収となる一方、樹脂原料などの精密化学品の出荷数量は好調で、売上高が計画を12.7%も上回ることが利益を押し上げる。好調な業績を踏まえ、今期の年間配当を従来計画の130円から140円(前期は120円)に増額修正したことも好感されている。