メルコはストップ高、上期2ケタ増益と自社株買いの実施を好感
メルコホールディングス<6676>はストップ高に買われている。28日の取引終了後に発表した21年3月期上期(4~9月)の連結決算で経常利益は前年同期比15.0%増の42億8500万円に伸びて着地。第1四半期の同利益は23.3%の減益だったことから、増益に転じたことが好材料視されている。
主力のIT関連事業で日本総代理店を担う高性能空気清浄機「Airdog」やアドバンスド・マイクロ・デバイシズ製CPUの販売が好調だったほか、バッファロー正規データ復旧サービスが増勢だった。また、経費削減や生産工場での効率化・ロス削減の徹底で食品事業の採算が改善したことも大幅増益に貢献した。
併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の10.77%にあたる180万株または45億円を上限に自社株買いを実施すると発表しており、株主還元の強化を好感する買いも入っている。