トヨタ紡織が後場急伸、自動車需要回復寄与し21年3月期業績予想を上方修正
トヨタ紡織<3116>が後場急伸している。午後2時ごろ、21年3月期連結業績予想について、売上高を1兆1400億円から1兆2400億円(前期比9.7%減)へ、営業利益を130億円から360億円(同24.7%減)へ、最終損益を50億円の赤字から140億円の黒字(同43.5%減)に上方修正したことが好感されている。
新型コロナウイルス感染拡大の影響は残っているものの、主に日本やアジア・オセアニア地域で自動車の需要が回復しつつあることに加えて、増産効果や諸経費の更なる効率化を実施することなどが寄与する。なお、未定としていた配当予想は中間10円・期末28円の年38円(前期54円)を予定している。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高5454億2500万円(前年同期比23.7%減)、営業利益36億1400万円(同86.4%減)、最終損益76億6700万円の赤字(前年同期126億3800万円の黒字)だった。