アドテストがカイ気配、5G関連投資需要追い風に21年3月期営業益予想を大幅増額
アドバンテスト<6857>がカイ気配で始まった。同社は29日取引終了後21年3月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の450億円から525億円(前期比11%減)に大幅増額しており、事前の市場コンセンサスも上回ったことでこれを手掛かり材料に買いを引き寄せている。世界的な5G商用サービスのスタートなどを背景に半導体設備投資需要が喚起され、ここ半導体製造装置メーカーの収益回復色が強まっており、同社もその流れに乗っている。同日に東京エレクトロン<8035>も21年3月期の業績予想を増額しており、営業利益は従来予想の2750億円から2810億円(前期比18%増)に修正したが、こちらは株価に織り込みが進んでいたとみられ目先筋の利益確定売りが出てやや上値が重い。