ファナックは年初来高値更新、中国向け回復牽引し21年3月期業績予想を上方修正
ファナック<6954>が続伸し年初来高値を更新している。29日の取引終了後、21年3月期連結業績予想について、売上高を4233億円から5025億円(前期比1.1%減)へ、営業利益を385億円から854億円(同3.3%減)へ、純利益を345億円から718億円(同2.1%減)へ上方修正したことが好感されている。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて厳しい市場環境が続くなか、中国がいち早く回復したほか、その他の地域も期後半から緩やかに回復してきたことが要因。また、足もとでIT関連の需要が好調なことに加えて、ロボットの需要増加が見込まれるとしている。
なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高2304億1100万円(前年同期比11.7%減)、営業利益323億2100万円(同34.1%減)、純利益281億1200万円(同30.0%減)だった。